世界の経済指標は多数ありますが、その中でもアメリカのFOMCは世界が注目します。
アメリカ経済だけでなく、世界のマーケットも敏感に反応します。
そこで今回はアメリカの経済指標で、FOMCについて紹介します。
目次
アメリカの経済指標でFOMCとは?
アメリカの重要指標のうち、FOMCという指標発表があります。
FXトレード時は注意が必要なので、知っておくといいですよ。
それでは、アメリカの経済指標でFOMCを、紹介していきます。
是非、参考にしてみてくださいね。
アメリカのFOMC議事録公表
参照元URL hietorimama.com
アメリカのFOMC議事録公表とは年8回に渡って開かれる、FOMC(連邦公開市場委員会)の議事録の公表です。
このFOMCでは政策金利の発表や、為替レートの誘導目標などの方針が議論されます。
アメリカで委員会が開かれた3週間後に、その議事録が発表される流れになっています。
FRBが政策金利を決定した詳細や、アメリカの経済状態がどのようになっているのか、アメリカの経済の方向性について議論の結果を公表します。
アメリカ経済の指針になる重要な発表なので、発表内容によってはFXの為替相場が、大きく動く可能性があり注意が必要です。
また、FOMC議事録発表前には、トレードを控える投資家が多くなるので、為替相場の動きが鈍くなります。
そして発表と同時に、トレーダーが一気にポジションを取り始めるので、大きく動くということになります。
発表時間は、夏時間で、日本の午前3時になるので、日本のトレーダーの参加者は多くはないでしょう。
ポジションを持ち越すことのないように、注意しておいてください。
FOMC政策金利発表
参照元URL blog.goo.ne.jp
次に、FOMC政策金利発表ですが、FOMCが発表する政策金利のことです。
年8回6週間ごとに発表されています。
FOMCはアメリカの金融政策を決める会合のことで、日本で言うところの日銀の政策委員会にあたります。
FRB(アメリカ中央銀行)の理事7名と、地区連銀総裁のうち5名の計12名が投票権を持ちます。
そして政策金利とは、中央銀行が一般の銀行にお金を融資する際の金利のことです。
景気が良い時は政策金利が高くなり、景気が悪い時は低く設定されています。
また発表時間は、日本の夏時間で3時15分と遅いため、日本でトレードしている方は少ないですね。
FOMCの政策金利発表時の為替レート
参照元URL click-sec.com
政策金利の利上げ利下げは、為替相場に大きな影響を与えます。
FOMC政策金利発表は、雇用統計と同じく、FXトレーダーが最も注目する指標のうちの一つです。
政策金利の変動によって為替レートが動くのは、金利の利上げや利下げによって、通貨の流入や流出が起こるためです。
例えば、日本の金利が低くアメリカの金利が高い場合、投資家は金利が低い日本の資産を減らし、アメリカの資産を増やそうという動きになります。
投資家たちが資金を移動させていくことにより、為替レートが動くということです。
また、基本的にアメリカの政策金利が上昇すると、円安ドル高の流れになり、政策金利が下がれば円高ドル安になります。
アメリカは、2008年以降低金利状態が続いていますが、景気回復基調が強くなった2013年以降は、徐々に利上げしていくことが考えられます。
このようなことから長期的なポジションを持ったり、戦略を立てていくのも面白いかもしれませね。
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いかがでしたか?
FOMCはトレーダーだけでなく、世界のマーケットや投資家も注目しています。
トレードの際には指標時間を把握し、注意しながらポジション調整をしてくださいね。
今回はアメリカの経済指標で、FOMCについて紹介しました。
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