
本記事では筆者が生成AIを活用して作成したMT4用自動売買システム(EA)が、実際のリアル口座において順調に稼働しているため、
- EAをどのような流れで作ったか
- ロジックのかんたんな概要
- バックテスト結果の見方
- デモ口座からリアル口座へ運用を切り替える際に意識したこと
- コピートレードとして展開した背景
を体験談としてまとめています。
※本記事は投資助言ではありません。
EA・コピートレード運用には損失が発生する可能性があり、利益を保証するものではありません。
目次
生成AIでEAを作ろうと思ったきっかけ

私は以前から、運用者としての視点に加え、開発・提供する立場としても再現性のあるルールに基づく運用を重視してきました。
裁量判断に依存せず、感情に左右されにくい仕組みとして多数のEAを検証・運用をしてきました。
その中で、
- 既存のEAをアップデートしたい
- 長年の経験を『形』にしたEAを、もっとスピーディーに作りたい
と考えるようになり、そこで試したのが「生成AIにMQL4コードを書いてもらう」方法です。
最初は半信半疑でしたが、プロンプト(指示文)を工夫すると実用レベルのEAに近づけられる感触がありました。
EA作成の流れ

本記事で紹介するEAは、次のステップで作成しました。
①:戦略アイデアを文章で整理する
まずはプログラム用語は一切使わず、エントリー条件のイメージを日本語で箇条書きにしました。
- 通貨ペア:XAUUSD(GOLD)
- 時間足:15分足
- エントリー条件:トレンド方向に押し目買い
- 決済条件:利確/損切をpips固定
- 取引時間帯:日本時間の午前中のみ
- 同時保有ポジション数の設定など…..
この段階ではプログラムの専門用語は一切使わず、人に説明する感覚でプロンプトを書きました。
②:生成AIにEA化を依頼
次に①のプロンプトを生成AIに投げました。
「MT4のEAとして実装したい」
「パラメーターは変更可能に」
「ロジックはこれこれこうです…」
など、できる限り具体的に指示しました。
そうすると、生成AIが*MQL4コードを書き出してくれます。
③:生成されたコードをコンパイル
②の生成AIが書き出したコードを、MT4で実行できるようにメタエディタというツールでコンパイルし、ex4ファイル(EA)にしていきます。
ここで何度もエラーが出て、なかなかEAファイルが完成しませんでした。
「修正⇒再度コンパイル⇒再修正」
を何度も繰り返し、最終的にエラー表示のないEAが完成しました。
EAができたら、まずはバックテスト


今回は*Tick Data Suiteの高品質データで検証し、条件は以下です
- 対象通貨ペア:XAUUSD(GOLD)
- 期間:2024/1/16~2025/10/30
- モデリング品質99.9%
- 運用証拠金:100万円
- エントリーロット:0.1lot
この条件でバックテストをし、ロジックとして破綻していないか、ドローダウンのチェックをします。
MT4にてEAのバックテストを“本物のティックデータ(値動きの最小単位)”で高精度に行うためのツールです。
今回作成したEAでは
- プロフィットファクタ:1.49
- 最大ドローダウン:19.07%
- 純益:1,302,372円
と、良いバックテストデータを取ることができました。
デモ口座での稼働

*左:デモ口座運用開始時
*右:100万円2026/1/31時点の損益結果
バックテストの結果がよかったので、まずはデモ口座にて運用をスタートしました。
- 証券会社:MYFXMarkets
- レバレッジ:500倍
- 証拠金額:100万円
- 運用通貨ペア:XAUUSD
- 運用ロット:0.1lot(固定)
2026/1/31時点で運用開始から+597,395円の損益となりました。
平均月利は約+14.93%です。
相場によっては、損切レートにかかりマイナス決済となる日もあり、常に右肩上がりではありません。
それでも今のところは
- 大きな損切や破綻なし
- 想定していたリスクの範囲内で稼働
- コツコツ利益を積み重ねている
という手応えを感じています。
コピートレードでの稼働開始|MYFXMarkets

デモ口座からリアル口座へ運用切り替えを感がえたときに、せっかくなら興味を持ってくださった方にも、気軽に簡単に利用してもらいたい。
と考え、MYFXMarketsにてコピートレード口座として展開しました。


※コピートレードもにはリスクが伴います。相場環境次第で損失が出る可能性があり、利益の保証はできません。
EAのかんたんなロジック

詳細なロジックは公開できませんが、本EAの方向性としては以下のような『安全側の設計』をしています。
- トレンドフォロー型
- 2パターンの移動平均線(MA)でトレンド判定
- エントリーは日本時間の午前中のみ
- 1ポジションのみ保有
- 毎週月曜日は稼働停止
GOLDはボラティリティ(値動き)が大きいため、急変動リスクを少しでも抑えるためのフィルターも加えています。
生成AIでEAを作って感じたメリット・注意点

実際に生成AIでEAを作ってみて感じたメリットは
- 思いついたロジックやアイデアを難しいコードなしで、日本語のみで生成できる
- 自分で1からコードを書くよりも圧倒的に早い
- 修正・改良のスピードも速い
その一方で
- プロンプト(指示文)が曖昧だと、実際に運用できるようなレベルのEAはできない
- 出来上がってもバグがある可能性が0ではない
- バックテストと取引口座での検証は必須
という点も実際に作成してみて痛感しました。
今回ご紹介したEAができるまで、何度も失敗作が出来上がり
いくらかんたんにEAが作れるといっても、やはりある程度の専門知識がないと難しいと感じました。
コピートレードのご案内

現在、このEA以外にも別ロジックのEAの制作・検証も進めています。
「こういうEAを探している」
「コピートレードで試してみたい」
「自分の運用スタイルに合うか相談したい」
…などありましたら、お気軽に公式LINEからお問合せください!
















