FXでトレードしている方なら、1度はスリッページが発生したことはあるのではないでしょうか?
そこにはマーケット相場の状況や、タイミングによって発生する場合があります。
そこで今回は、FXのスリッページが発生する仕組みを、紹介します。
目次
FXのスリッページが発生する仕組み
スリッページが発生してしまうと、不利なレートでの約定となってしまいます。
それでは、FXのスリッページが発生する仕組みを、紹介していきます。
FXのスリッページとは?
参照元URL lovemo.jp
FXのトレードをしている方で、パネル注文で成行注文やストリーミング注文があります。
リアルタイムの取引画面の為替レートを見ながら、自分のエントリーしたいタイミングで注文を出す時に、注文を出したレートで約定していない時があります。
画面の注文ボタンをクリックしてから、約定するまでの一瞬の短い時間の間に、レートが動いてしまうことは多々あります。
注文したレートと約定したレートが異なる時を『スリッページ』と言います。
スリッページは、スリップ=すべる、というところからの言葉の由来です。
要するに、注文したタイミングでレートがすべって、思っていたレートで約定しないということです。
FXでスリッページが発生する仕組み
参照元URL siamtv.org
FXのトレードでスリッページが発生する原因は、トレーダーが出した注文が、FX会社に伝わりますが、その一瞬のわずかな時間でレートが変わってしまうからです。
たとえばパネルで成行注文をした際に、ドル円が110.000円の時に買い注文を出したのに、実際に約定したのが110.005円だったり、109.995円だったりすることがあります。
どこのFX会社も最先端のシステムを導入し、最速の回線を使用していますが、それでもこのようなことは起こってしまいます。
FXのマーケットの為替相場は、コンマ何秒の世界でレートが動いています。
数秒間レートが止まったままで動かない時もあれば、わずか1秒間の間に急な変動が起こることもあります。
FX会社によって若干速度は変わり、注文を受注して約定するまでのスピードが遅い会社ほど、スリッページが起こりやすく、その幅は大きくなります。
約定力や約定率が高いと評価されているFX会社は、受けた注文から、実際に約定する能力やスピードが早いということです。
スリッページの範囲の設定
参照元URL 2525fx.com
こちらの注文画面は、FX会社のDMM.comの注文画面です。
注文画面の右上にある設定ボタンをクリックし、設定画面を開きます。
スリッページの制限の有無と、スリッページの数値を設定することができますよ。
許容スリッページの数値を2pipsにしておけば、上下2pipsまでのスリッページまでは約定しますが、それ以上レートがすべった場合は約定できなくする設定です。
FX初心者の方は、値をいくつに設定するか迷ってしまうかもしれませんが、0~5pipsほどの間で、自分が許容できる範囲で決めましょう。
重要な指標発表がある場合には、発表と同時に10pips以上動くこともあります。
スリッページを設定していないと、注文したレートと大きく離れてしまったレートで、注文が約定してしまいますので注意が必要です。
たとえばスリッページを2pipsで設定した場合、ドル円が110.000円の時に買い注文を出したとします。
前後2pipsまでのスリッページは許容するということなので、109.980~110.020円の間だと約定してくれます。
また、自分に有利な方向へすべった場合は、設定したスリッページの数値外でも約定しますので、109.980円以下でのレートでも約定します。
110.021円以上レートがすべった場合は、自分に不利な方向にレートがすべっているので、約定しないということになります。
思いもよらぬレートで約定しないようにするために、スリッページを設定しておくことをおすすめします。
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いかがでしたか?
FXトレードをしている中でスリッページが発生する場面が多々あるので、自分に不利な注文とならないように設定しておく必要があります。
大きくすべってしまって損をしないように、自分の任意の範囲でスリッページを設定してみくださいね。
今回は、FXのスリッページが発生する仕組みを、紹介しました。
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