
(2025年9月18日)以下内容は決済対応済みです。
2025年9月2日より、『AUDCAD(オージーカナダ)』は押し目を作らない上昇(一方通行270pipsほど)について図解していきます。
*含み損を保有中でも『出金申請』の操作は可能です。(含み損の決済は必要となります。)

自動売買システムはすでに【停止】をさせています。
- 含み損:約3.0%推移
- 対象ペア:AUDCAD
- ポジション:SELL(売り)
- SLレート:検討中
目次
AUD/CADの今後を分析|2025/9/13時点
- ファンダメンタル分析(中期目線)
- テクニカル分析(短期目線)
ご不明な点が御座いましたら、公式LINE経由でご質問をくださいませ。
*為替相場のため、100%この通りになるという事では有りませんので、ご理解・ご認識頂いた上で現状報告を致します。
ファンダメンタルズ分析
- 景気失速
- 利下げ観測が高まる
- 原油安($62割れに接近)
- 実体経済が予想外に鈍化せず
- 雇用状況は大崩れせず
- 鉄鉱石が$105~$110/t台で推移(世界最大級の産出・輸出国)
カナダの現状
(2025/9/5発表)雇用悪化(8月▲6.6万人)や直近四半期の成長マイナスなど景気後退色の強まりがあり、2025/9/17のBOC政策金利では「25bp利下げ見通しが優勢」の状態です。
年内もう一回以上の利下げもあるということから、カナダドルの上値を重くしている状態です。
そしてWTI(原油)は「$62割れに接近」する場面もあり、『原油=カナダ』の交易条件なので、『原油安→CAD売り』の力が働きやすい状態のWパンチを受けています。
豪州の現状
直近のQ2 GDPは『+0.6% (年率+1.8%)』ということで前期より加速し、実体経済は強い状況、そして失業率や雇用に関して7月失業率4.2%、就業者数も増加ということで、底堅い結果となっています。
この状況ではRBA(豪州の中央銀行)が急激に「利下げ」をしにくい状態と言えます。
そして豪州は世界TOPクラスの「鉄鉱石」に産地になり、9月以降は鉄鉱石価格は$105$~$110/tで安定している状態です。
中国の鉄鉱石輸入は高水準との報道もあり(季節的な補充需要)、豪州の交易条件面でAUDを支える材料が出ている状態とも言えます。
まとめ
- (豪州)「底堅い経済+資源(鉄鉱石)サポート」
- (カナダ)「景気失速+利下げ観測強化+原油安」
- 豪州の政策金利(360bp)
- カナダの政策金利(275bp)
上記要因より「金利差がさらに拡大するのではないか?」という見方もあります。
この「対照的なファンダメンタルズ要因」がAUD優位 / CAD劣位により、AUD/CADが上昇していると考察しています。
直近スケジュール|ファンダメンタルズによる反転ポイント
- (2025/9/17)BOC政策金利にて25bp利下げ「既定路線」なら材料出尽くしの「sell the fact」の可能性
- (WTI(原油)$62近辺)需給・OPEC+ヘッドライン次第で反発余地あり(原油反騰=CAD買いの可能性)
- (中国不動産の財政支援)建設需要が回復しなければ鉄鉱石価格の上値が重くなる(AUDの追い風が弱まる)
- (2025/9/18)豪州GDPと失業率発表にて、弱いデータとなれば利下げバイアスが強まる(AUDの追い風が弱まる)
テクニカル分析
- 4時間足のトレンドライン・水平線(オレンジ線・水色線)
- 4時間足RSIの買われすぎライン到達(緑丸1)
- 4時間足200日線の乖離率(緑丸2)
- MACDのダイバージェンス(白矢印)
1:(4時間足)トレンドライン・水平線(オレンジ線・水色線)
2025年11月8日の高値を目指しているので、現レートから60〜100pips(0.92600〜0.93000)ほどまで上昇してくる可能性はあり。
しかしこの上昇になった場合は明らかに過熱感があるので、一方向に動いた調整が入る可能性がある状況。(赤丸付近)
このラインを抜けるようなら、決済(損切り)を検討。
2:(4時間足)RSIの買われすぎライン到達(緑丸1)
4時間足RSIの買われすぎライン(80)を突破している状況の為、過熱感があるとして反転の示唆として判断できる水準。
3:(4時間足)200日線の乖離率(緑丸2)
MA(200日線)とロウソク足の関係性ですが、乖離すると一時的に戻してくる動きになります。
乖離率(MA Deviation)を示すオシレータが赤色になっている場合、乖離しすぎているので反転の示唆になります。
*前回はトランプ大統領の関税ショックにて緑色になっており、これは売られすぎて乖離しすぎたことを表しています。
4:MACDのダイバージェンス(白矢印)
MACDとローソク足の動きがダイバージェンス「逆行現象」となっています。
このダイバージェンスは相場の反転示唆として捉えられています。
今後のポイント
- 「0.93000」突破は損切りも検討
- (短期的)反転の示唆を示す相場環境ですが、「0.91700」「0.91300」のサポートラインが控えており、ここを下抜けすれば決済ラインが目前