2025/5/29~約2ヶ月間『EURGBP(ユーロポンド)』の上昇(一方通行400pipsほど)に関して、図解していきます。

 

*含み損を保有中でも『出金申請』の操作は可能です。(含み損の決済は必要となります。)

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<2025年7月29日時点>

一部のポジションを手動決済し、含み損の解消に努めております。

  • 含み損:4~5%推移
  • 対象ペア:EURGBP
  • 両方向のポジションを保有中
  • SLレート:検討中

 

EUR/GBPの今後を分析|2025/7/29時点

  • ファンダメンタル分析(中期目線)
  • テクニカル分析(短期目線)

 

ご不明な点が御座いましたら、公式LINE経由でご質問をくださいませ。

*為替相場のため、100%この通りになるという事では有りませんので、ご理解・ご認識頂いた上で現状報告を致します。

 

ファンダメンタルズ分析

EUR/GBP上昇要因
  1. 英国の「財政不安&経済悪化」でトリプル安
  2. 米国の関税政策不透明の米ドル売り(ユーロ高)
  3. 欧州の経済安定感
  4. 米国とEUの貿易交渉合意の期待感

 

英国の「経済悪化&財政不安」でトリプル安(ポンド安要因)

4月の英国GDPが月次で‑0.3%と予想を大きく下回る急落が起き(2020年以降最悪の落ち込み)、労働市場の鈍化、最低賃金引上げによるコスト圧迫も企業業績に影響しており、ポンドへの回復期待が低下している状況です。

 

それに加え、7/2に英国政府の財政政策の不透明さ(福祉・エネルギー補助政策の部分的巻き戻し)により、国債市場が動揺し英国売り(トリプル安)が加速しました。

 

英国の財政的不安も通貨にマイナス圧力をかけている状況です。

 

 

米国の関税政策不透明の米ドル売り(ユーロ高要因)

米国がEU・中国に対して関税を強化することで、世界的にリスク増としてドルが弱含み、EURやGBPが相対的に上昇する流れとなっています。

 

EU側は関税リスクはあるものの、対ドル比較で資金がユーロ圏に流入しており、それがユーロの下支えとなっています。

 

 

欧州の経済安定感(ユーロ高要因)

ユーロ圏はインフレがECBの目標(2%)付近に収まり、達成しつつある状況です。

 

そしてQ1以降は景気も多少持ち直しつつあるとされています。(成長予想改善)

 

ECBは金利を現状維持にしつつ、今後の利下げ継続は否定的な見通しに変化しています。

 

上記の背景があり、主要金融機関は2025年中の追加利下げを実施しないと予測している点が、ユーロを支えています。

 

 

米国とEUの貿易交渉合意の期待感

米国とEUの貿易交渉にて、報復関税の用意は発表しながらも、トランプ大統領と上手く交渉していた状況。

 

そして日本が貿易交渉合意になったことを受けて、EUも同じような内容にて合意に至るのでは?というマーケットの期待感から、直近はユーロを支えていた印象。

 

 

ファンダメンタルズまとめ

上記のように欧州エリアでのファンダメンタルズによる影響で、2025/5/29から400pips上昇している状態です。

 

そして2025/7/27にEUと米国の関税合意により、「Sell the fact(事実売り)」が入っており、以下のテクニカル分析で掲載する「包み足の大陰線」を形成しました。

 

国際的なリスクオフムードや地政学リスクへの対応として、欧州債券や通貨を含む資産への資金シフトが進行していましたが、、、

材料が薄れてきている事や、これから出てくる悪材料(EUの貿易交渉合意内容が受け入れられていないこと)がどのように今後のユーロに影響を与えるかで方向性が変わってくると想定されます。

 

テクニカル分析

<日足のテクニカル分析>
  1. 包み足の大陰線(緑枠)→反転の示唆
  2. 日足RSIのダイバージェンス(オレンジ線)→反転の示唆
  3. トレンドライン(青線)を下にブレイクするか?→上昇トレンドが弱まる
  4. フィボナッチ→現在は23.6%で反発中で、38.2%抵抗線(黄色枠)をブレイクするか?

 

1:包み足の大陰線(緑枠)

前日のローソク足(陽線)を完全に包み込むように現れる大陰線のことで、これは、上昇トレンドの終焉と下落トレンドへの転換を示唆するローソク足のパターンとなります。

 

2:日足RSIのダイバージェンス(オレンジ線)

RSIとローソク足の動きがダイバージェンス「逆行現象」になっています。

 

ローソク足のチャートとオシレーター系のテクニカル指標の動きが逆方向に動いている状態は、反転の示唆されています。

 

3:トレンドライン(青線)

2025/5/29が上昇の起点となり、直近2ヶ月間下支えしているトレンドラインが青のラインとなります。

このトレンドラインを下抜け、移動平均線(青線)を下に割ったとしたら、上昇トレンドがピークに達して弱気相場に切り替わる可能性も考えられます。

 

4:フィボナッチ(黄色枠)

現在は23.6%で反発中だが、下抜けしたとして38.2%が日足の水平線で抵抗線になるレート付近で(黄色枠)を抜けるかどうかがポイントとなります。

もし、下抜けしなければ「決済(損切)」を検討する付近のラインとして考えています。