参考元 https://www.fxtrade-lab.com/76
FXのスキャルピングトレードでは、利確の幅や損切りの幅がとても重要なポイントになってきます。
1日に何回もエントリーを繰り返していくので、あらかじめ自身で決めたルールを設定しておくべきです。
それでは今回は、FXスキャルピングトレードについて、
- 利確幅の目安
- 損切幅の目安
2010年FX業界参加の筆者の経験をもとに解説していきます。
目次
利確幅の目安は?|FXスキャルピングトレード
参照元URL jp.123rf.com
スキャルピング手法とは?
FXのトレード方法はポジションを保有し決済するまでの保有時間の長さによって大きく4つの取引手法があります。
今回ご紹介するスキャルピング手法とは取引時間が数秒~数分の短時間で、1日に何度も取引するのが特徴です。
このほかに、1日かけて数時間ポジションを保有するデイトレード、数日~数週間かけてポジションを保有するスイングトレード、数ヶ月かけて大きな利益幅を狙う長期トレードがございます。
スキャルピング手法は予め損切りする値幅を設定し、毎日コツコツ利益を積み重ねていく手法なのでこの4つの手法の中では1番リスクが小さい手法です。
トレーダーの中には1日に100回以上トレードをし、取引回数を重ねることで1日に大きな利益に繋げていくようです。
なぜルールを設定するのか
まずスキャルピングを実行する前に、自分の中でのルールを決めておきます。そのルールとは『利確の幅を決める』ことです。
スキャルピングトレードでは戸惑い・迷いは許されず、マイルールに従って決済をしていく精神力の強さが重要です。
その為、利益が伸ばせそうな雰囲気・チャートだったとしても、自身で決めたルールの利幅になった時点で、機械的にすぐさま利確決済をする必要があります。
スキャルピングトレードは一喜一憂せず、コツコツ利益を積み重ねていく手法だからです。
そして勝率が大切なトレードスタイルなので、欲を出さずにしっかりルールで決めた利幅になると、躊躇なく利確をすることが大事です。
利確幅の目安について
参照元URL de.fotolia.com
FXのスキャルピングトレードにおいて、「絶対にこうしなければならない」と言う利確の幅はありません。
しかし『1回あたりのトレード時間が短い』ことが特徴なので、ある程度の利確の目安が自然と決まってきます。
大半のトレーダーの方が目安としている利確の幅は、『3〜10pips』に設定されているようです。
そして何より重要なことは、自分のルールの中で「5pipsで決済する」と一度決めたのであれば、その5pipsの利益が出た時点で、躊躇することなく利確していきましょう。
この繰り返しをすることで、コツコツ利益を積み重ねていくことができます。もしマイルールを破りマイナスになってしまうと、人は負けた資金を取り返そうと焦りが生まれてしまい、ドンドンと負の連鎖に陥ることがありますのでご注意ください。
取引回数が多くなるスキャルピングでは、1回あたりのトレード利益が少なくても、1日の利益にするとそれなりにプラスが生まれています。
損切り幅の目安は?|FXスキャルピングトレード
参照元URL www.aspeccom.co.jp
損切りルールとは?
スキャルピング手法においての損切りルールとは、予想に反して相場が動いた時に何pips逆行したら損切りするか。をトレーダー自身が決めてマイルールにすることです。
スキャルピング手法は小さな利益をコツコツと積み重ねていく手法ですので、損切り幅は狭く設定する必要があります。
取引時間もかなり短いため、なかなか損切り出来ずにいると次のエントリーするタイミングを逃してしまう事にも繋がります。
ですので損切りする値幅や、予想に反して相場が動いた時点で損切りするなどのマイルールはスキャルピング手法においてとても重要です。
また、lot数量が大きいポジションはその分損失額も大きくなりますので、lotの数量に応じて細かく損切り幅を設定しておくのも、上手く利益を出し続けるコツの一つです。
利益を伸ばすための損切りルール
FXのスキャルピングトレードは、1日に何度もエントリーしていくことが特徴なので、勝率がとても重要になります。そしてその中で、利幅とのバランスを考え、損切りの幅も同時に考えていかないといけません。
FXトレードにおいて、『損切りこそが利益を伸ばすことに繋がる』とも言われています。
市場には損切りをできない個人トレーダーが数多く存在し、その結果、含み損が大きくなってしまい、かえって利益を失ってしまったという人の話をよく聞きます。
つまり大半のトレーダーは、含み損のポジションを持っている時に、思い切って損益を確定することはできません。(私自身も何度もそのような経験があります・・・)
そして人間の深層心理の中で、『損切りをしたくない。利益を失いたくない!』という自分自身の欲との戦いになっています。
ましてやスキャルピングトレードでは、1回の利幅が小さいので、含み損が大きくなると一瞬にしてこれまで積み上げた利益が吹っ飛んでしまいます。
その為、利確幅のルールと合わせて損切り幅のルールを明確に決め、そのルール通りに従うことがスキャルピングを制するといっても過言ではありません。
損切りマスターを目指すぐらいの気持ちで、一度ご自身のトレードルール・スタイルを決めてみてください。
損切り幅の目安について
参照元URL fxxy.org
まず通常のFXトレードの損切りの目安の幅は、利幅よりも狭く設定することが一般的です。
しかし勝率が必然的に高くなるスキャルピングトレードでは、利幅よりも損切りの幅が多少大きくなっても構いません。
まずFX初心者の方は、利幅と損切りの幅を同じ幅で設定してみましょう。
利益の幅が5pipsなら、『損切りの幅も5pipsにする』というルールを決めます。そして含み損が5pipsになった時点で、潔く損を確定させて決済してください。
そしてスキャルピングトレードに慣れてきたところで、損切りの幅を多少広げてみましょう。ただしその場合は、勝率が50%の場合は負け越してしまいますのでご注意ください。
しかし利幅と損切り幅のルールを決め、そのマイルール通りにトレードをしていけば自然と勝率が高くなってくるものです。
やみくもにエントリーをすることなく、しっかりと知識と情報を持った上でトレードを開始してみてくださいませ。
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あとがき|スキャルピングトレード
参考元 https://www.fxtrade-lab.com/76
いかがでしたか?FXのスキャルピングトレードでは、ルールを決めることが必須になります。
自分で決めた利幅と損切り幅のルールを、絶対に破らないようにトレードすることが前提です。
これがなかなか出来ないトレーダーが多いようなので、しっかり念頭に置いた上で行なってみてください。
今回は、FXスキャルピングトレードについて、
- 利確幅の目安
- 損切幅の目安
2010年FX業界参加の筆者の経験をもとに解説しました。
管理人がトレードで利用している証券会社
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