本記事では、日本人にとって馴染みのある海外FX業者のスプレッドを比較しながら解説していきます。
いずれも筆者が、利用している/利用していた海外FX証券会社となります。
目次
スプレッドとは?
スプレッドは簡単に説明すると、トレード(売買)をする際に発生する「手数料」のことを指します。
FXには「売値」と「買値」の2つのレートがあり、その差額を「スプレッド」と呼びます。
このスプレッドが海外FX業者に支払う手数料になるため、【スプレッド差が小さい=低コスト】で取引が可能になります。
実際のレートと注文時のレートの差が大きいと「スプレッドが広い」、反対にレートの差が小さいと「スプレッドが狭い」と認識できます。
スプレッドが狭いFX業者を利用して取引すると、取引コストが安く済むためトレーダーにっとて有利になります。
スプレッド値を重要視する理由は?
スプレッドには、
- 「固定スプレッド」
- 「変動スプレッド」
上記の2種類が存在します。
海外FX業者では、一部を除いてほとんどが変動スプレッド型を採用しています。
また時間帯・市場取引量によりスプレッドが変化するものは、『変動スプレッド』です。
スプレッドの幅が狭いと、取引にかかる費用を低コストで抑えつつ利益を最大化することが可能となります。
特にスキャルピングやデイトレードなどの短期売買で取引する方はスプレッドの狭さが重要視されます。
FX業者によってスプレッド差がある
海外FX業者では、基本的に2~3種類の口座が選択できるようになっています。
では、以下にて人気の海外FX業者のスプレッドを比較してみます。
おもに取引量が高い【ドル円・ユーロドル・ポンド円】の平均スプレッド値を一覧でまとめています。
STP口座(スタンダード口座)のスプレッド比較表
海外FX業者 | USD/JPY | EUR/USD | GBP/JPY |
---|---|---|---|
BIGBOSS | 1.6pips | 1.7pips | 1.4pips |
IS6FX | 1.8pips | 1.6pips | 3.3pips |
XMTrading | 1.6pips | 1.7pips | 2.1pips |
FXGT | 1.8pips | 1.6pips | 3.2pips |
MYFXMarkets | 1.5pips | 1.1pips | 2.4pips |
Vantage | 1.8pips | 1.8pips | 3.1pips |
※記事作成時(2023年4月時点)
各海外FX業者のSTP(スタンダード)口座の
- (一般的な呼称)STP口座(スタンダード口座)
スプレッドに手数料が含まれているので、
- 取引手数料が無料
- スプレッドはやや広めに設定
されていることが多いです。
ECN口座(プロスプレッド口座)のスプレッド比較表
海外FX業者 | USD/JPY | EUR/USD | GBP/JPY |
---|---|---|---|
BIGBOSS | 0.8pips | 0.8pips | 1.1pips |
IS6FX | 1.6pips | 1.7pips | 2.9pips |
XMTrading | 0.1pips | 0.1pips | 1.4pips |
FXGT | 0.5pips | 0.5pips | 1.1pips |
MYFXMarkets | 0.5pips | 0.2pips | 0.6pips |
Vantage | 0.1pips | 0.1pips | 0.9pips |
※記事作成時(2023年4月時点)
海外FX業者のECN口座(ゼロ口座やロースプレッド口座)のドル円・ユーロドル・ポンド円の平均スプレッド値を一覧でまとめています。
このECN口座はスプレッドは狭く設定さていますが、外付けの取引手数料がかかります。
比較表の中で平均してスプレッド値が狭いのはMYFX MarketsとVantageです。
いずれも親会社は金融ライセンスの取得が最難関とされる『豪州(オーストラリア)』に拠点を構えています。
- (一般的な呼称)ECN口座
- スプレッドは最狭
- 外付け手数料が設定
外付けの取引手数料は各海外FX業者によって設定が異なります。
最低証拠金が高く設定されているので、FXの経験が豊富な方に向いているといえます。
続いて各FX業者の特徴をスプレッドの狭い順にご紹介します。
各海外FX業者の特徴
筆者が利用している中で、スプレッドが狭い海外FX業者順に、特徴をかんたんに解説していきます。
Vantage(ヴァンテ―ジ)
FX業者の中でもダントツでスプレッドが狭いのは、2020年8月に日本人向けのサービス展開を再開したVantage(ヴァンテ―ジ)です。
日本でのサービス展開はまだ日が浅く日本での知名度は高くはありませんが、
- 2009年に設立
- オーストラリアに本社
- 世界172ヵ国で事業展開
など、老舗の海外FX業者です。
最大レバレッジは1,000倍とハイレバレッジでのトレードが実現でき、入金ボーナスや取引に応じたキャッシュバックキャンペーンなども開催しています。
※レバレッジ1,000倍の取引口座はボーナス付与対象外。
約定力が高く、NDD方式を採用しているため取引内容の透明性が高く、信頼性の高いFX業者です。
取引環境はハイスペックで、日本語によるサポートも平日9時~18時の間ならLINEで担当者とチャットによる対応があります。
MYFXMarkets(マイエフエックスマーケッツ)
こちらもVantage(ヴァンテージ)と同じく豪州拠点でスプレッドが狭いことで人気のMYFXMarketsです。
2013年に設立したMYFXMarketsは日本ではまだ知名度の低い海外FX業者です。
派手なボーナスなどはありませんが、FXトレードを行っていくための取引環境が整備され、海外FX業者の中でも堅実なトレードができるようになっています。
約定力が高く、通貨ペア全般的にスプレッドが狭く設定されています。
- 最大レバレッジ:最大500倍
- ロスカット水準:20%
入出金も迅速に対応可能で、日本語でのサポート力はLINEでも問合せができ、定評です。
XM(エックスエム)
次にご紹介するのは日本人にも知名度が圧倒的に高いXMです。
- 2009年から運営開始
- 全世界で100万口座以上の開設実績
複数国の金融ライセンスを取得しているのも、安心して利用できるポイントです。
最大レバレッジは1,000(888)倍で、約定力に優れており「約定拒否がほぼ起こらない」と定評です。
平日:月曜~金曜(24時間)日本語対応可能で、初心者でも安心して利用することができます。
FXGT(エフエックスジーティー)
FXGTは、
- 2019年12月に設立
- FXと仮想通貨をレバレッジ1,000倍で取引
- 365日取引が可能
定期的に豪華なボーナスキャンペーンを開催しています。
※ボーナスで運用して得た利益の出金をする為にはFXGTの定める条件があります。
FXだけでなく、仮想通貨を少額の資金で低リスクの取引をしたい方にはおすすめのFX業者です。
BIGBOSS(ビッグボス)
BIGBOSSは、
- 入出金方法が多彩
- 高品質な日本語サポートが提供
など、本人確認なしですぐに口座開設ができます。
取引量に応じたキャッシュバックボーナスと実質的な低スプレッドで取引でき、極限までコストを抑えたい!という人にとってはおすすめできる海外FX業者です。
最大レバレッジは1,111倍で、約定力が高く、定期的に豪華な入金ボーナスキャンペーンを開催しており魅力的です。
IS6FX(アイエスシックス)
IS6FX(旧IS)comは、
- 2016年から運営を開始
- 豪華なボーナスキャンペーンを定期的に開催
など、新規口座開設ボーナスを活用すれば、未入金でも取引を体験することも可能です。
最大レバレッジは1000倍に設定されています。
日本語でのサポート体制も整っています。