2022/12/19より、公式LINEにてお伝えをしてきた内容となります。
(一部の投資家の皆さんには上手く伝わっておらず、大変失礼致しました。)
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損切り後の相場
2023年1月10日 2:00頃に直近高値レートを超えたため2020年9月以来の損切りを行いました。
【損切り後の相場状況はこちら】
2023年3月27日17:00時点
米金融機関のSVB(シリコンバレー銀行)が破綻しました。
リーマンショック後で言えば最大規模で、金融機関史上では2番目となる出来事です。
(金融資産は2,090億ドル・米国で16番目の規模)
米銀行3行破綻ならにびスイス二大銀行の一つ「クレディ・スイス」が経営不安に陥りました。
またECB政策金利では予定通りの50bp利上げ。今後については『データ次第』が強調。
「FOMC」が開催されましたが、結果は25bp利上げとなりました。※発言内容はハト派
この約3週間は、急激な利上げにより金融機関が破綻・経営難などのヘッドラインにマーケットは揺さぶられています。
※詳細は市況を参考
2023年3月6日15:00時点
前週は上昇の1週間となりました。
上昇のおもな要因は、
- 英国とEUの通商協定
- 月末リバランスのドル売り
- 欧州各国のCPI(消費者物価指数)強め
など、ポジティブなニュースと利上げへの期待が変わらず欧州通貨買いへと繋がりました。
ユーロ(EUR)は、2月会合に続き3月会合(ECB政策金利)にて2回号連続の50bp利上げが期待されている状況は変わらずです。
※詳細は市況を参考
2023年2月27日 10:00時点
ユーロドルは15日間続落となっています。
おもな要因は、
- 米・指標の強さ
- 要人のタカ派意見
- 日銀(次期総裁候補)の国会質疑応答
など、【インフレ再燃リスク】よりマーケットはドル買いの判断となります。
先週の指標の結果を受けて、【米国の年内利下げ予想比率】の勢力図が変わり、現時点では【年内利下げ可能性が低い】という憶測に変わりました。
今年の1月までは、2023年11月から利下げ局面になる予想が優勢でした。
現在は特に、ファンダメンタルズによって相場が大きく左右されている状況です。
※日間のボラティリティは、昨年よりやや落ち着き感は出ております。
※詳細は市況を参考
2023年2月20日 10:00時点
マーケットは2022年11月より『米国のインフレ鈍化・政策金利の利下げ』という思惑が強めでしたが、、、(=ドル売り)
以前からFRBメンバーが発言し続けている『インフレ再加熱』に対して、それを裏付けるデータとして強い米指標が2月初旬から続いているためドル高となっています。
※2023年2月3日発表の雇用統計から約300pips下落(ドル円は700pips上昇幅)
米指標中心にマーケットが動いています。
※詳細は市況を参考
2023年2月13日 09:00時点
※参考URL(https://ideal-fxsys.com/2023-02/)
約1か月半の期間をかけて損切りレートまで戻ってきました。
おもな要因は、
- (2/3)米雇用統計の強い結果
- (2/6)日銀の雨宮現副総裁へ打診報道(ハト派)
2/6~の週は、米要人発言も揃ってタカ派・米指標が強い数字となり、2022年11月から約3ヵ月続いていた米インフレ率鈍化期待による売られる展開が、徐々に軟化(ドル買い)傾向となっています。
ユーロ・米ドルしかり、現在は要人発言・指標データ結果によりマーケットの思惑による上下運動を繰り返しています。
※指標データとは、欧米いずれの経済圏もインフレ抑制・経済回復・雇用回復という2020年コロナ以降から続くトピックスに対して対策を取り続けている為、マーケットはここの予想に対して動く傾向
また日銀の次期総裁として「植田氏」が国会案に提出される報道が出ました。
※最優先候補とされた雨宮現副総裁が打診を断ったため、雨宮氏ほどハト派でない事から今後の日銀の政策・マーケットの予想により従来より円買いに動く可能性が高いです。(つまりドル売りの可能性があります。)
2023年2月3日 23:00時点
今週はスケジュール感では珍しい日本時間にて、
上記の大きな市場が存在する中央銀行の政策金利・総裁による記者会見が同日に開催される事となりました。(日本時間)
まずは(2/2未明)FOMCでは、
- 結果:25bp利上げ(合計:475bp)
- 声明文:タカ派(ドル買い)
- 記者会見:(ドル売り)
キッカケは記者からの質疑応答にて「ディスインフレーション」と言う言葉が大きく影響することになります。
ディスインフレーションとは物価の上昇率が低下していく状況のことを指します。
パウエルFRB議長は『利上げ停止』とは述べていないが、ディスインフレーションを認め、3月会合にて利上げ停止になるかどうかはデータ次第的なニュアンスの回答をしたことが「ドル安・株高」を誘い込む結果となりました。
(2/2夜)BOE/ECBでは、
- BOE結果:50bp利上げ(合計:400bp)
- ECB結果:50bp利上げ(合計:300bp)
- 記者会見:GBP・EUR売り
マーケットは記者会見の総裁の発言より「利上げ一時停止を示唆」と捉えた事により売りが先行する形となりました。
英国:「インフレ率は2023年第4四半期までに3.92%に低下と予想(前回は+5.20%)」と下方修正。「次回が利上げ・利下げどちらの方向になるかは明確ではない」というデータ次第の内容ということ。
欧州:「次回3月会合の50bp利上げの可能性があるにしても、それ以降はデータ次第で一旦評価する」という内容。
FOMCのパウエルFRB議長の発言と同じく、マーケットは英国・欧州もインフレに対してやや楽観ムードに突入していると考え、「利上げ停止を示唆」と捉えられていると考察しております。
2023年1月30日 23:00時点
日本時間2023年2月2日に開催される、
主要国の政策金利発表、声明文、記者会見が意識された相場となり、約100pipsの小幅で推移している状況です。
2023年1月25日時点
今週のユーロドルは、要人のタカ派発言により高値を更新し続けています。
ラガルドECB総裁の発言の要約は以下となります。
<内容>
- 欧州のインフレは高すぎる
- インフレを抑制し、目標を達成する必要がある
- 金利は依然として大幅に引き上げる必要がある
2023/2/2ECB会合の政策金利はおそらく「+50bp」だと予測していますが、3/16ECB会合にて「+25bp・+50bp」のいずれになるのか?に注目です。
現在のユーロドルは、2会合連続の+50bp期待への織り込みが想定されているような相場です。
2023年1月21日時点
注目は1/18(水)の(日銀)BOJ政策金利でした。
結果は『政策変更なし』ということで織り込まれていた円買いが売りに転じた結果、ドル円は320pipsの買戻し。
しかし同日の欧州時間より、
- (EUR)欧州利上げを示唆する要人発言
- (USD)米指標が軒並み悪い数字(長期金利も大幅低下)
上記によりユーロ買いが先行となりました。
※前日には一部メディアより、『ECBは2月50bpの利上げ・3月会合25bpに利上げ幅を縮小する可能性」という情報がありましたが、要人発言にてその内容を撤回させる発言となり、市場はユーロ買いとなりました。
2023年1月14日時点
事前にお伝えをしておりました判断の材料は、
- 2023/1/11(水)パウエル議長の要人発言 ➡ 結果的には台本に現在の相場に対する内容が無い事が判明
- 2023/1/12(木)重要指標(米国CPI) ➡ 今回は予想値と乖離は無かったが、前回より数値は下落となりFRBの思惑通りインフレ率は低下へ
上記が意識された結果さらに上昇方向に進み、発言・指標を迎える前に【ドル売り先行】となり損切り水準に到達したため決済となりました。
また週末にかけては、2023/1/18に予定されているBOJ(日本)政策金利と日銀黒田総裁が意識された結果、【ドル売り・円買い】の相場となっています。
※詳細は『2023年1月9日~1月13日』市況を参考
2022年の相場とは一変して、【米ドルが圧倒的に売られる展開】が続いております。※米経済の状況が為替変動の中心となる相場です。
【損切り後に頂いた質問内容】
本当に稼働をしていたのですか?
※2022年10月27日以降のEURUSDチャート
- 保有通貨:EURUSD
- (赤矢印)ポジション保有位置(2022/11/4より開始)
- (黄色矢印)決済日:2023/1/10(日本時間)
約2か月間ほど、ポジションを保有しておりました。
ポジションを複数保有することで、購入価格を平均化し、半値戻しの相場で手仕舞いてきる体制を構築しておりました。
そのため、運用をしていない訳ではなく【決済をしていなかった】ので、皆さんのMT4履歴にはこのポジションの損益は発生しておりませんでした。
※発生した損益を入金額に応じて比例分配する仕組みを採用しておりますので、ポジション決済後に皆さんのMT4にて『Balance表示』となります。
複数ペアあると聞いていましたが、他は停止していたのでしょうか?
11月より保有し続けていたポジション以外は、日本時間【2022年12月13日】に停止を致しました。
その主な理由は、世界のマーケットがクリスマスや年末年始による閑散期間に突入を致します。
そのため、例年通り【12月中旬頃を目安】に稼働停止をいたしました。
<停止する理由>
- 市場参加者が減少すること
- 流動性が低下し予期せぬ動きがある
- テクニカルが効きにくい局面がある
※上記より、毎年12月は新規入金の受付を非推奨とさせて頂いております。
しかし今回はイレギュラー対応となり、11月から保有を継続していたポジションがありました。
そのため2022/12/19の配信時より、【年末年始の稼働について】事前に配信をさせて頂きました。
(うまく伝わっていない投資家の皆さんには大変失礼を致しました。)
今後の方向性はどうなるのですか?
従来のシステムに加え、運用比率を調整しながら『検証済みのシステムを追加』することで、リスク・利回りのバランスを考えながら進めていきます。
2022年はトレーダー人生の中でも、非常に目まぐるしく大きく世界情勢が動いた年だったと感じています。
相場状況をよく理解し、引き続き柔軟に対応をしていきます。
※2022年10月より配信をしてきた内容を一部抜粋しました。
現在の世界情勢は非常に大きく動く相場状況だととらえております。
【例)2023年1月10日時点】
- 欧州利上げ期待
- 米金利の利上げ鈍化または利下げ思惑
- 米国の要人発言 / 重要指標
- (戦争)ウクライナ侵攻問題
- 中国ゼロコロナ対策の影響
など、依然として警戒感が高い相場状況が続いております。
【例)2022年10月13日時点】
- 日銀の為替介入
- 各国の要人発言 / 重要指標
- (戦争)ウクライナ侵攻問題
などなど、恐怖(VIX)指数を確認しても警戒領域で推移しており、マーケットは非常に不安定な状況へと陥っております。
そこで考えれる選択肢は、
- ボラティリティに対応したスイング型(ポジション保有期間が長くなる)
- 急変相場に対応可能なスキャル~デイトレ型(ポジション保有期間を短くする)
※稼働停止するという選択肢もあります。
これまでにあまり無かった世界情勢(政治・経済・生活)を前提に考えると、相場に合わせながら慎重に進めていく必要があると感じております。
※従来は、各通貨ペアの特徴を把握し、発生するボラティリティに対応できるトレードスタイルで運用を進めてきました。(レンジ相場に強い・プチスイング型)
システムの追加
そこでトレーディングチームでは既存のシステムに加えて、
<内容>
- 時期:2023年1月中旬頃(相場状況に合わせて)
- 急変相場に対応型
- ポジション保有時間を減少
- ポジション保有数を減少
- 相場に合わせた損切り決済の活用
- 通貨ペア数:9通貨ペア予定
上記のスタイルを追加した形で運用を進めて行こうと考えています。
もちろん世界情勢はあまり良くない状況ですので、必要以上にリスクを負わずに相場に合わせた対応をしていきます。
利回りが従来より目減りする可能性も予測しておりますが、ただマーケットはこれまで以上に不安定な状況である事をご理解、ご認識頂ければ幸いで御座います。※利回りは相場状況による
世界情勢が転換をすれば勿論ながら相場に合わせて、またアップデートを実施していきます。
ご質問・ご相談事項がありましたら、ご遠慮なく公式LINEを通じてメッセージをお待ちしております。
今後、成功報酬はどうなるのでしょうか?
損切り前の残高に到達するまで、成功報酬は発生いたしません。
損切りに対しての考え方
損切りを行わずに連戦連勝で、利益を上げ続けれることがもちろん理想だと考えています。
そのため、日々情報収集を行い世界情勢の流れを把握できるように、そしてそれをFXトレードに反映させて利益を得ていく努力をしております。
ただ最終的には世界情勢・相場次第となりますので、トレーディングチームが望む方向(=利益が出る方向)に進まない場合は、大きな損失となる前に損切りを検討するべきだとも考えています。
直近3年の運用の中でも損切りを行った結果、月間ベースで『マイナス』になった月は御座います。
引き続き慎重な姿勢で運用を継続していきますが、『損切りも発生する』ということを視野に入れて頂き、中期的に運用を見守って頂ければ幸いで御座います。
今後も、
などをしていきますので、ご質問・ご不明な点はLINEを通じて事務局宛までご連絡を下さいませ。
2023年第一四半期は米経済の方向性を確認しながら、以下のシステムを追加し相場に柔軟に対応をできるように進めてまいります。
ご質問、ご不明な点が御座いましたら、引き続き公式LINE宛にご連絡をくださいませ。
損切りについて
2023年1月10日 2:00頃|損切りを実施
今回損切りを実施した主な理由は、
- 2023/1/10(火)パウエル議長の要人発言
- 2023/1/12(木)重要指標(米国CPI)
上記の結果により『ドル買い』になる可能性もありますが、経済指標や発言材料の予想と反した場合はさらに含み損が大きくなります。
※直近2か月間の『ドル売り』は、要人発言・米国CPIが大きな要因
FXをギャンブル感覚ではなく、中長期で継続する事を目的にこれまで進めてきましたので、今回の損切りを実施いたしました。
ご理解、ご了承を頂ければ幸いで御座います。
※先週からの為替相場の流れは、以下の市況をご参考願います。
昨年10月よりお伝えをしておりました、『新システムの稼働を追加』に向けて進めていきます。(2023/1/12 米国CPI発表後を予定)
ご質問、ご不明な点が御座いましたら、引き続き公式LINE宛にご連絡をくださいませ。
2023年1月9日時点|損切りレートの設定(予定)
先月より3週にわたり含み損の状況をお伝えをしてまいりましたが、今週は超重要指標である「米国CPI(消費者物価指数)」・要人発言が予定されております。
直近の高値レートを抜けたあたりにて、損切りレートを設定予定です。
※あくまでも目安となりますので、2023年1月9日 12:00現在での状況
損切り率はおおよそ『6~7%』程度を想定しております。(急変相場時は多少前後いたします。)
<過去の米国CPI発表時(ユーロドル)>
- 2022年11月:約300pips上昇
- 2022年12月:約150pips上昇
またその他にも、米国の要人発言による内容でユーロドルはこれまで上昇傾向にあります。
ウクライナ侵攻による経済不安は未解決ですが、、、
米国の消費者物価指数・要人発言内容で『ドル売り』が先行する結果、相対的に『ドルストレートは買われる』という状況です。
【詳細はこちら】
FRBは利上げ幅の決定について「データ次第」という姿勢を示しています。
FRBの二大命題である、
- 「雇用の最大化」
- 「物価の安定」
雇用市場は低い失業率動向などからかなり戻ってきた印象があり、現在の状況では物価の抑制を優先する姿勢が示されています。
それだけ物価関連指標への注目がかなり高くなっています。
またドル円は米国CPI発表内容により、
- 2022年11月:約600pips下落
- 2022年12月:約300pips下落
今週は2022年11月以降の『ユーロドル上昇』となった二大要因である、
- 火曜日:要人発言(FRB議長)
- 木曜日:米国CPI(消費者物価指数)
上記の内容が予定されています。
その他にもテクニカル的な理由はありますが、現在のマーケットは米経済の状況に左右されております。
これ以上継続したポジション保有は、さらに含み損が大きくなる可能性がありますのでひとまず損切りレートを設定(予定)となります。
※これまでの為替市況は以下をご参考下さいませ。
また、2022年10月頃にお伝えを致しました『新しいロジック』の稼働を今週より予定しております。
現状・今後の稼働について|2210
2023年1月4日時点
年末年始も稼働を続行しております。
2022年12月5日の週報以降、含み損約3~5%にて推移する状況が続いています。
年末年始の閑散期という事でレンジ相場が続き、大きく状況は変わっておりません。
プラススワップが追加されています。
- 通貨ペア:EUR/USD
- ポジション:売り
- ±0地点:『1.02250』
- 含み損:約3%程度
相場状況によっては『損切り』を検討しております。
【2022年12月25日時点】
2022年12月25日時点
2022年12月5日の週報以降、含み損約3~5%にて推移する状況が続いています。
閑散期間近という事でレンジ相場が続き、先週より状況はほぼ変わっておりません。
プラススワップが追加されています。
- 通貨ペア:EUR/USD
- ポジション:売り
- ±0地点:『1.02200』
- 含み損:約4%程度
通常は稼働停止時期(例年12月中旬頃)となりますが、『稼働続行』または相場状況によっては『損切り』を検討しております。
稼働続行を選択した場合は、年末年始に関係なく引き続きトレード対応を実施いたします。
ファンダメンタルズ・テクニカル分析については以下をご参考下さいませ。
EUR/USDの現状|2022年12月19日時点
【詳細はこちら】
【2022.12.19現在】
2022年12月5日の週報以降、含み損約3~5%にて推移する状況が続いています。
『稼働停止(予定)のクリスマス・年末』が近づいてきておりますので、対応方法や見解などについてお伝えをいたします。
- 通貨ペア:EUR/USD
- ポジション:売り
- ±0地点:『1.02100』
- 含み損:約4%程度
勉強会でもお伝えをしている通りEURUSDは、
- ウクライナ侵攻による地政学リスク
- 政策金利差の乖離
などによる売りのみエントリーしています。
それでは以下にて、ユーロドルのファンダメンタルズとテクニカル分析を図解します。
ファンダメンタルズ分析1
現在のEUR/USDの上昇要因は以下となります。
- 2022/11/4:「ラガルドECB総裁の発言」
- 2022/11/10:米CPI(消費者物価指数)
- 2022/11/30:パウエルFRB議長発言
以下にて補足していきます。
2022/11/4:「ラガルドECB総裁の発言」
ここが上昇の起点でした。
2022/11/3のFOMCにて、パウエルFRB議長は政策金利の利上げに対して「政策効果が現れるまで、タイムラグを考慮した利上げペースで一時的に様子をみる」と発言をしました。
これは2022年12月の利上げを75bpから50bpするという内容のものでした。(=従来より利上げペースが鈍化する)
そして2022/11/4のラガルドECB総裁の発言では、上記のパウエルFRB議長とは正反対の意見となり、「政策効果が現れるまで待つわけにはいかない」と利上げをし続ける事に対して前向きな姿勢の発言を行いました。
ここで、米ドルとの金利差が縮小するのでは?というマーケットの期待感より、ユーロが買われ結果的にユーロドルは220pipsほどの上昇となりました。
2022/11/10:米CPI(消費者物価指数)
米CPIにて、弱い数字が出たことにより市場はインフレペースが鈍化したと判断し、ドル円に関しては6.5円(650pips)の大幅下落となりました。
対ドルのユーロドルにも影響し、ユーロドルは翌日も含めて400pipsほどの上昇となりました。
2022/11/30:パウエルFRB議長発言
FOMCのブラックアウト期間前の最後のパウエルFRB議長の発言にて、マーケットはハト派内容だと認識。
- 【これまでの発言内容】「引き締めしすぎるリスクよりも、引き締めが足りないリスクの方が危ないので、多少痛みを伴わなければいけない。」
- 【11/30の発言内容】「引き締めしすぎて、意図せぬ利下げという事態を避けるために、利上げ幅を調整していく」
CPIにて「インフレペースが鈍化」していた事もあり、マーケットはハト派意見に対して過剰反応したと感じています。
これまでのパウエル議長の発言を確認していると、当時の内容も決してハト派的な意見でもないのですが、、、米CPIの結果が弱ったことが影響された!と推測しています。
上記がおもにEUR/USDが上昇している要因となりましたが、基本的にはドルの影響がとても強く出ている相場状況です。
11月前半よりユーロドルだけではなく、対ドルの通貨ペアは全て上昇している状態が続いています。
続いて欧州経済にフォーカスしていきます。
ファンダメンタルズ分析2
欧州経済にフォーカスすると、以前と同様に経済的に良くない状態が続いています。
しかしユーロが買われている要因として、
- ECBの積極的な利上げ
- 英国経済悪化
上記がおもな要因となり、これまで以上にユーロが買われているのでは?と推測しております。
またECB(欧州)とBOE(英国)は、2022/12/15に政策金利発表を行いどちらも予想通りの50bpでした。
しかし声明文・発言内容は全くと言って良いほど真逆の内容となりました。
- BOE:「リセッション入り」などかなり経済面において問題ありの内容
- ECB:「QTも3月から開始」「一定期間の利上げ継続」など、具体的な数字によるタカ派意見
欧州への期待値が高まり、インフレペースが鈍化している米ドルは売られ、ポンドは経済的に問題があり、消去法的にもユーロが買われた感があったのではと推測しております。
まとめ
現時点では、年内の注目すべき重要指標が終わっていますので、ある程度の方向性が見えた相場状況に変化していくと考えています。
特に注目している点は、
- 米ドルの買い戻し
- 欧州のリセッション問題
米ドルは、
2022/12/14のFOMCにて利上げペースが鈍化した事になりますが、物価指数は7%台と依然と高い状況が続いています。
そしてFOMC・パウエルFRB議長の発言内容は完全にタカ派方向でした。
直近の政策的には『利上げペースが鈍化!』という事で下落に転じたとしても、事実としてはまだまだ金利の引き上げは続いていきます。
FOMCにてターミナルレートは上方修正されていました。
来年も引き続き金利が上がる予定なので、2022年ほどの米ドル買いの勢いはありませんが、、、「利下げなどの具体的な数字=政策転換」がされない限りは、中長期的に米ドルは引き続き買われる対象になりやすい通貨だと感じています。
そうなれば、必然的にドルストレートは下落していく可能性があります。
そして欧州のリセッション問題です。
今回のラガルドECB総裁の発言がタカ派だった為、インフレ2%の目標を達成するまではどんどん利上げを視野に入れているのではないか?と今回の会合で市場は捉えています。
しかし、利上げをしすぎると景気後退(リセッション)に陥ってしまうのでは?というリスクに注目が集まったのか?ECBの会合後に欧州株価が大幅に下落しました。
株価の下落は、今後のユーロの動向にどのような影響を与えるのか?注目していく必要がありそうです。
続いてテクニカル分析について解説します。
テクニカル分析
テクニカル分析について図解します。
ただ現在はクリスマス・年末の閑散期に突入しますので、テクニカルが効きにくい相場ではあります。
RSI
まずは、日足RSIの水準(オレンジ丸)ではすでに買われすぎの局面になっています。
基本的に買われすぎの水準に到達した場合は、一時的な反発が発生する傾向にあります。
またここ数年のチャートにて意識されている水平線(横ライン)が引ける箇所、レジスタンスライン(赤線)での跳ね返しをしている状態。
大きな下落にならなくても一時的な折り返しへの期待があります。
フィボナッチ
2022年1月以降の相場にてフィボナッチを適用すると、多くの人が意識している「38.2」に到達後に折り返しをしています。
ここから一時的な反発に期待をしたい所です。
結論
今後の対応について、一般的な選択肢は以下となります。
- 損切り(仕切り直しして利益をまた積み重ねるマインド)
- このまま保有し続ける
- システム停止・裁量にて対応
通常であれば、これまでと同様にシステム稼働は停止・裁量トレードにて対応をしながら処理をするという形が理想です。
しかし今回はクリスマス・年末という市場の流動性が大幅に低下し、方向感がつかみにくい局面となります。
もう暫く様子見をしながら無駄なエントリーを行わずに、クリスマスないし年末までという時間との戦いにはなりますが適切なタイミング(損切りも視野)にはありますが、ポジションの手仕舞いを実行したいと考えています。
(2022年12月25日追記)
今週一週間は、ドルストレートにとっては相場を大きく動かす材料が無く、レンジ相場となりました。
そのため引き続き相場の状況を見ながら、『稼働続行』または『損切り』を視野に進めていきます。
※稼働続行時は、年末年始に関係なくトレード対応を行います。