為替市況

 

FX MARKET REPORT
為替市況レポート
発行:2026年8月29日(土)
対象週:2026年8月24日〜2026年8月28日
USD/JPY
160.115

+0.69%

EUR/USD
1.15831

−0.80%

USOIL(今週の注目)
82.76

−3.83%

今週のポイント
  • 1週末(28日)のジャクソンホール会議で、ウォーシュFRB議長が就任後初の基調講演を行った。「基調インフレ率が2%目標に向かうと確信できなければ、まだやるべきことがある」とタカ派的に受け止められ、9月利上げ観測が急上昇した。これを受けてドルが全面高となり、ドル円は約1カ月ぶりに160円台を回復した。
  • 2中東情勢を巡る材料で原油相場は週を通じて乱高下した。週前半は対イラン制裁の発表などを受けて下落する場面があった一方、週後半はトランプ大統領が対イラン停戦合意の条件に戻らない考えを示したと伝わるなど緊張が続き、週間では下落した。
  • 3水曜(26日)発表の7月分PCE価格指数は市場予想を上回った。根強いインフレを示す内容と受け止められ、金相場は週を通じて軟化し、週間では下落した。
  • 4木曜(27日)はエヌビディアの決算が市場予想を上回り、来年度の大幅増収見通しも示されたことで米国株が急伸した。金曜はウォーシュ講演を受けて反落する場面もあったが、主要3指数は週間ではそろって上昇して終えた。
SECTION 01市場概況
固定掲載:USD/JPY・EUR/USD|3銘柄目は今週の変動率が最大の銘柄(今週はWTI原油(USOIL))。週レンジ・週R1などの用語は文末の「用語メモ」参照。
USD/JPYドル円
160.115
週レンジ:158.545 – 160.205

USD/JPY 1時間足チャート(直近2週間・週終値/週R1/週S1ライン入り)

週前半は159円台で方向感に乏しい展開が続いたが、金曜のジャクソンホール会議でウォーシュFRB議長がタカ派的な発言を行うと、9月利上げ観測の急上昇を受けたドル全面高で約1カ月ぶりに160円台を回復した(ロイター・みんかぶFX)。週間では上昇して終えた。ロイター・みんかぶFXの2社で確認できた材料。

EUR/USDユーロドル
1.15831
週レンジ:1.1578 – 1.16871

EUR/USD 1時間足チャート(直近2週間・週終値/週R1/週S1ライン入り)

週を通じて軟調に推移し、金曜のウォーシュFRB議長講演を受けたドル全面高で1.16ドルを割り込んだ(ロイター・みんかぶFX)。週間では下落して終えた。ロイター・みんかぶFXの2社で確認できた材料。

USOILWTI原油
82.76
週レンジ:79.28 – 86.15

USOIL(WTI原油) 1時間足チャート(直近2週間・週終値/週R1/週S1ライン入り)

中東情勢を巡る材料で週を通じて乱高下した。週前半は対イラン制裁の発表などを受けて下落する場面があった一方、週後半はトランプ大統領が対イラン停戦合意の条件に戻らない考えを示したと伝わり、緊張が続いた(ロイター・Bloomberg)。週間では下落した。ロイター・Bloombergの2社で確認できた材料。

SECTION 02プロの解説 ― 注目ニュース
今週の相場に影響したヘッドラインを影響度(★)付きで掲載。
ウォーシュFRB議長、ジャクソンホールでタカ派発言 9月利上げ観測が急上昇★★★

ウォーシュFRB議長は28日、ジャクソンホール会議で就任後初の基調講演を行った(ロイター・みんかぶFX)。「基調インフレ率が2%目標に向かうと確信できなければ、まだやるべきことがある」と述べ、追加利上げの可能性に含みを持たせた。物価安定を最優先課題と強調し、7月FOMCで大多数が様子見を選んだのは賢明だったとも述べたという。ロイターによれば、この発言を受けて市場の9月利上げ織り込みは急上昇し、ドルは全面高、米2年債利回りも急上昇した。中銀トップの講演に該当するため、影響度は★★★とした。ロイター・みんかぶFXの2社で確認できた材料。

米PCE価格指数が予想上振れ、根強いインフレでドル買い・利回り上昇★★★

7月分の米PCE(個人消費支出)価格指数は市場予想を上回った(ロイター・Bloomberg)。コア指数は前年比+3.3%とFRB目標を大きく上回る水準が続いており、短期金融市場は年内のFRB利上げ観測をほぼ完全に織り込んだという。根強いインフレを示す内容と受け止められ、ドル買い・米国債利回り上昇につながった。PCEに該当するため、影響度は★★★とした。ロイター・Bloombergの2社で確認できた材料。

中東情勢を巡る材料で原油相場が乱高下、週間では下落★★

原油相場は中東情勢を巡る材料で週を通じて乱高下した(ロイター・Bloomberg)。ロイターによれば、トランプ大統領が6月にイランと締結した停戦合意の条件に戻る考えはないと仲介者に伝えたと報じられ、ホルムズ海峡を巡るイラン・オマーンの収益分配合意が米・イランの広範な合意につながるとの期待が後退した。週間では3週ぶりのマイナスとなった。地政学リスクに該当するため、影響度は★★とした。ロイター・Bloombergの2社で確認できた材料。

エヌビディア決算が市場予想上回り株高、AI需要減速懸念が後退★★

エヌビディアの決算が市場予想を上回り、ダウ平均・S&P500・ナスダック総合がそろって上昇した(ロイター・みんかぶFX)。ロイターによれば、エヌビディア株は力強い業績見通しが投資家の高い期待に応えたことを受けて8.7%上昇し、AIブームの需要が枯渇していないことを示したとアナリストが指摘しているという。主要企業決算に該当するため、影響度は★★とした。ロイター・みんかぶFXの2社で確認できた材料。

SECTION 03主要な市場データ
FX通貨ペア
銘柄 週終値(金曜NY) 週間騰落
USD/JPY 160.115 +0.69%
EUR/USD 1.15831 −0.80%
GBP/USD 1.35355 −0.73%
AUD/USD 0.7162 −0.06%
USD/CHF 0.80944 +0.98%
USD/CAD 1.39045 +0.79%
EUR/JPY 185.46 −0.11%
株価指数
銘柄 週終値(金曜NY) 週間騰落
US30(NYダウ)※2 53560 +0.56%
US500(S&P500) 7711.76 +0.63%
US100(ナスダック100) 29433.43 +1.19%
商品・金利
銘柄 週終値(金曜NY) 週間騰落
XAU/USD(ゴールド)※4 4456.44 −3.20%
WTI原油(USOIL)※5 82.76 −3.83%
DXY(ドル指数) 99.68 ※3
米10年債利回り 4.72% ※3
VIX(恐怖指数) 14.43 ※3

※ 週間騰落は月曜始値と金曜NY終値の比較(レートフィード算出)。
※2 株価指数は現物指数。MT4/MT5の「US30」「US500」「US100」は現物参照のCFDのため、ほぼ同水準でご覧いただけます。ニュース欄の「ナスダック総合」は本表のナスダック100とは別の指数です(文末の「用語メモ」参照)。
※3 DXY・金利・VIXは週次の変化がフィードに無いため「—」表示。
※4 XAU/USDはスポット(現物)の金価格です。
※5 USOILはWTI期近先物に連動するCFD系列です。ニュースで報じられる「WTI原油先物」は特定限月の清算値であるため、終値・騰落率とも本表とは一致しません。
出典:全数値=自社レートフィード(FXDaily-Levels、2026-08-29 10:47 JST 取得)

SECTION 04来週の重要イベント

参照ください。https://fx.minkabu.jp/indicators

SECTION 05来週の注目水準とシナリオ
※本セクションは中立的な水準提示のみです。売買の推奨・指示ではありません。
上値・下値のメドは週足ピボット(算出元週:2026-08-24〜2026-08-28)による目安です。
USD/JPY
160.115
上値メド160.699(週R1)
下値メド159.039(週S1)

今週はウォーシュFRB議長講演を受けたドル高で160円台を回復した。来週も9月FOMCへの思惑や米金融政策を巡る発言に振れやすい地合いが続きそうだ。週足の週R1・週S1が上下のメドとして意識されやすい。

EUR/USD
1.15831
上値メド1.16542(週R1)
下値メド1.15451(週S1)

今週はウォーシュ講演を受けたドル高で1.16ドルを割り込んだ。来週も米金融政策見通し次第で振れやすい地合いが続きそうだ。週足の週R1・週S1が上下のメドとして意識されやすい。

USOIL
82.76
上値メド86.18(週R1)
下値メド79.31(週S1)

今週は中東情勢を巡る材料で乱高下し、週間では下落した。来週も米・イラン関係の展開次第で振れやすい地合いが続きそうだ。週足の週R1・週S1が上下のメドとして意識されやすい。

用語メモ
ADR20(平均日次レンジ)
過去20営業日の「1日の値幅(高値−安値)」の平均。たとえばADR20が1.10円(110pips)なら、「普段は1日におよそ1.1円動くのが平均的」という目安になる。その日の動きが大きいか小さいかを測る物差しで、損切り幅・利幅の設計にも使われる。
週レンジ
月曜〜金曜の1週間で付けた高値と安値の値幅。ADR20(1日あたりの平均値幅)とは単位が異なるため比較はしていない。1週間を通してどれだけ値が動いたかの目安としてご覧いただきたい。
ナスダック総合とナスダック100の違い
ニュースで「ナスダック」と報じられるのはナスダック総合で、ナスダック市場に上場する約3,000銘柄すべてを対象にした指数。一方、本レポートの表に掲載しているのはナスダック100で、金融を除く時価総額上位100銘柄で構成される。MT4/MT5の「US100」はこちらを参照しているため、お手元の画面と同水準の値になる。別の指数なので、値も変動率も一致しない点にご注意を。
週R1/週S1(週足ピボット水準)
週足の高値・安値・終値から計算される、1週間単位の目安の価格。火〜金の号で使うR1/S1が前日1日分から計算するのに対し、こちらは直近の1週間(月曜〜金曜)をひとまとめにして計算する。そのぶん値幅が広く、来週1週間を通して意識されやすい水準になる。週R1は上側の抵抗、週S1は下側の支持の第1目安。算出元の週はSECTION 05に明記している。
データ・情報の出典
レート・注目水準(週足ピボット)・週高安:自社レートフィード FXDaily-Levels(daily 2026-08-29 10:47 JST取得)/
ニュース・市況:ロイター・Bloomberg(news.yahoo.co.jp配信、NY市場サマリー・情報BOX・米国市況)、みんかぶFX(MINKABU PRESS)/
経済指標予定:本号は該当なし(週間まとめは経済指標カレンダーを取得しません)

本レポートは情報提供のみを目的としており、特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。掲載情報の正確性には万全を期していますが、その内容を保証するものではなく、投資判断は自己責任でお願いします。ニュースの著作権は各配信元に帰属します。

 

 

WEEKLY MARKET REPORT
週間市況レポート
対象期間:2026年8月17日(月)〜8月21日(金)
作成:2026年8月22日(土)/市場数値は8月21日NY終値
今週の重要ポイント
1. WTI原油は+5.94%、XAU/USD(金スポット)は+5.20%。原油供給不安とドル安が意識されました。
2. US100(NDX)は-2.45%。米10年債利回りは4.738%へ上昇し、株式の重荷となりました。
3. USD/CHFは-1.48%。USD/JPYも-0.342円(-0.215%)で週を終え、ドルは軟調でした。
4. 米国の8月フラッシュ総合PMIは56.0へ上昇。サービス業の強さと製造業の鈍化が併存しました。
注目銘柄チャート
12銘柄の週間騰落率を絶対値で並べ、変動が大きかった4銘柄を掲載しています。チャートは4時間足・1か月表示です。
WTI原油 +5.94%(86.37)

WTI原油 4時間足チャート

Reutersは、湾岸地域の外交的行き詰まりと米・イラン情勢を巡る供給不安が原油価格を押し上げたと報じました。原油高は、輸送・燃料コストを通じて物価への警戒を強めやすい材料です。Reuters(8月21日)
XAU/USD(金スポット) +5.20%(4,603.92)

XAU/USD 4時間足チャート

ドル指数(DXY)が週間で0.80低下するなか、金スポットは上昇しました。Reutersは、米財政や政策の不確実性に関する懸念がドル売りと金への資金配分に影響したと報じています。Reuters(8月21日)
US100(NDX) -2.45%(29,308.86)

US100 NDX 4時間足チャート

米10年債利回りは週間で4.2bp上昇しました。Reutersは、利回り上昇と原油高による物価警戒が株式市場の重荷になったと報じています。利回りは資金調達コストや将来利益の現在価値に関わるため、成長株の値動きに影響しやすい指標です。Reuters(8月21日)
USD/CHF -1.48%(0.80134)

USD/CHF 4時間足チャート

Reutersは、ドルがスイスフランに対して週間で下落したと報じました。USD/CHFの下落は、ドル安とスイスフラン高が同時に進んだことを意味します。Reuters(8月21日)
週間騰落率ランキング
起点は8月14日NY終値、終点は8月21日NY終値です。色は週間騰落率の方向を示します。
🥇 WTI原油
86.37
+5.94%
🥈 XAU/USD(金スポット)
4,603.92
+5.20%
🥉 US100(NDX)
29,308.86
-2.45%
4. USD/CHF
0.80134
-1.48%
5. US500(S&P500)
7,674.37
-1.43%
6. AUD/USD
0.71708
+1.22%
7. EUR/USD
1.16764
+0.92%
8. US30(NYダウ)
53,277.00
-0.85%
9. GBP/USD
1.36453
+0.82%
10. USD/CAD
1.37669
-0.78%
11. EUR/JPY
185.631
+0.70%
12. USD/JPY
158.979
-0.22%
参考:米10年債利回りは4.738%(週間+4.2bp)、DXYは98.84(週間-0.80)、VIXは15.13(週間+0.88)。VIXはCboeの公式日次データで確認しています。
今週のハイライト
原油高と金価格の上昇
原油と金スポットが週間騰落率の上位を占めました。Reutersは、湾岸地域の外交的行き詰まり、原油供給への懸念、ドル安を背景として報じています。市場背景は単一要因で断定せず、価格・金利・為替を併せて確認する必要があります。Reuters
米国債市場の流動性支援措置
米財務省は8月19日、10〜30年ゾーンの流動性支援目的の買い戻し上限を、1回20億ドルから少なくとも40億ドルへ増額すると発表しました。発効は9月9日です。これは中央銀行の金融政策ではなく、国債市場の流動性支援措置です。米財務省(8月19日)
米株は週間で下落、VIXは上昇
US100は-2.45%、US500は-1.43%、US30は-0.85%でした。VIXは15.13へ上昇しました。Reutersは、債券利回りの変動と原油高による物価警戒が、週内のリスク選好を抑えたと報じています。Reuters
米国フラッシュPMI:サービス業が牽引
S&P Globalによる8月速報値では、総合産出PMIは56.0(7月54.5)でした。50を上回る数値は前月比の活動拡大を示します。サービス業活動指数は56.8へ上昇した一方、製造業PMIは53.2へ低下しました。S&P Global(8月21日)
米商品先物取引委員会(CFTC)ポジション
CFTCデータは週次の補助材料であり、単独の売買シグナルではありません。
USD/JPY方向換算ネット+52,893枚
前週比+10,808枚
USD/JPYは週間-0.215%ですが、CFTCネットは拡大しており、価格変化とポジション変化は一致していません。USD/JPY欄は、CFTC公式の日本円先物ポジションをUSD/JPY方向へ反転表示しています。公式原数値は非商業ロング128,932枚・ショート181,825枚です。CFTC公式
米10年債ネット-946,961枚
前週比-31,908枚
締め日は8月18日、偏り度は1.1%です。ポジションの変化は価格変動と一致しないことがあるため、金利水準や経済指標と併せて確認します。CFTC公式
来週の注目イベント
※結果はいずれも未公表(2026年8月22日確認時点)。時刻はすべて日本時間です。
8月24日(月) ★★★ 1件
07:45 ★★★ ニュージーランド
第2四半期小売売上高
四半期ベースの統計です。Stats NZ
8月25日(火) ★★★ 1件/★★ 3件
10:30 ★★★ 豪州
RBA議事録公表(8月金融政策会合分)
17:30 ★★ ドイツ
IFO景況指数
23:00 ★★ 米国
消費者信頼感指数
23:00 ★★ 米国
新築住宅販売件数(7月)
8月26日(水) ★★★ 2件/★★ 3件
10:30 ★★★ 豪州
消費者物価指数(7月)
21:30 ★★★ 米国
個人所得・個人支出(7月)
総合PCEとコアPCEを同じ発表で確認します。コアPCEは食品・エネルギーを除いた物価指標です。BEA
21:30 ★★ 米国
GDP改定値・企業利益(第2四半期)
21:30 ★★ 米国
耐久財受注・除輸送用機器(7月)
結果公表後 ★★ 米国
2年債入札
8月27日(木) ★★★ 1件/★★ 3件
10:30 ★★ 豪州
第2四半期民間設備投資
時刻未公表 ★★★ 日本
氷見野日銀副総裁の発言(埼玉県金融経済懇談会)
公式に時刻が示されていないため、固定時刻を置きません。日本銀行
21:30 ★★ 米国
新規失業保険申請件数
結果公表後 ★★ 米国
5年債入札
8月28日(金) ★★★ 2件/★★ 2件
21:30 ★★★ カナダ
GDP(月次6月・第2四半期)
23:00 ★★ 米国
ミシガン大学消費者信頼感指数【確報値】(8月)
23:00 ★★★ 米国
ウォーシュFRB議長の発言(ジャクソンホール会議)
結果公表後 ★★ 米国
7年債入札
免責事項・データソース
本資料は情報提供を目的とし、特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。市場価格は変動し、損失が生じる可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。
市場数値:FX Daily Levels(8月21日NY終値、取得日時8月22日07:38 JST)。US100:Nasdaq公式 NDX。VIX:Cboe。市場背景:Reuters。経済指標:S&P Global。CFTC:日本円先物米10年債

 

 

 

WEEKLY MARKET REPORT
週間市況レポート
対象期間:2026年8月10日(月)〜8月14日(金)
発行:2026年8月15日(土)|終点は8月14日NY終値
WEEK HIGHLIGHTS
1WTI原油は週間+6.76%。Reutersは、米国・イランを巡る緊張を背景に原油が上昇したと報じました。出典
2US100(NDX)は週間+1.09%。8月14日のNDX終値は30,046.14で、8月7日の29,722.30から上昇しました。Nasdaq公式
3米7月CPIは総合で前月比+0.1%、コアで+0.2%。一方、米7月小売売上高は総合で前月比-0.6%でした。CPI小売売上高
4VIXは14.90から14.25へ低下。VIXは米国株の予想変動率を示す指数で、数値が低いほど短期の不確実性が小さい状態を示します。Cboe
SECTION 01|週間マーケットサマリー
対象12銘柄を、8月7日NY終値から8月14日NY終値までの変動率の絶対値順に並べました。金利はランキングに含めず、後段の参考欄で示します。変動率はすべて「(終点−起点)÷起点」で再計算しています。
🥇 1位
WTI原油
76.37 → 81.53
+6.76%
🥈 2位
US100(NDX)
29,722.30 → 30,046.14
+1.09%
🥉 3位
EUR/JPY
182.392 → 184.344
+1.07%
4位
USD/JPY
157.794 → 159.321
+0.97%
XAU/USD
4,342.63 → 4,376.56
+0.78%
USD/CHF
0.80803 → 0.81334
+0.66%
US30(NYダウ)
54,037.00 → 53,732.41
-0.56%
USD/CAD
1.39409 → 1.38753
-0.47%
US500(S&P500)
7,757.64 → 7,785.76
+0.36%
GBP/USD
1.34936 → 1.35341
+0.30%
AUD/USD
0.70675 → 0.70844
+0.24%
EUR/USD
1.15596 → 1.15705
+0.09%
変動率上位4銘柄の1時間足チャート
1か月表示・ライトテーマ。チャートは変動の経過を確認する材料であり、将来の値動きを保証するものではありません。
WTI原油|週間+6.76%

WTI原油の1時間足チャート

US100(NDX)|週間+1.09%

US100(NDX)の1時間足チャート

EUR/JPY|週間+1.07%

EUR/JPYの1時間足チャート

USD/JPY|週間+0.97%

USD/JPYの1時間足チャート

SECTION 02|ファンダメンタルズ・マクロ経済分析
物価と消費の組み合わせに注目。米7月CPIは総合で前月比+0.1%、コアCPIは+0.2%でした。ここでいうコアCPIは、食品・エネルギーを除いた消費者物価指数です。一方で小売売上高は総合で前月比-0.6%。物価と消費に異なる動きがみられた週でした。BLS CPI米国勢調査局
US30(NYダウ)
53,732.41
-0.56%
US500(S&P500)
7,785.76
+0.36%
US100(NDX)
30,046.14
+1.09%
米10年債利回り
4.696%
+3.6bp
VIX
14.25
-4.36%
英国と豪州。英国の実質GDPは第2四半期に前期比+0.4%で、ONSによればサービス部門の+0.5%が主な押し上げ要因でした。豪州ではRBAが政策金利を4.35%に据え置き、インフレ上振れリスクが具体化すれば追加利上げもあり得ると説明しました。ONSRBA
原油と金。Reutersは、米国・イランを巡る緊張を背景に原油が上昇したと報じました。また、Reutersはドル安と米インフレ指標後の金利据え置き見通しが金スポットを支えたと報じています。単一の報道に基づく市場背景であるため、今後の値動きを決める要因として断定はしません。原油・市場概況金市場
SECTION 03|週間の値動きと来週の展望
8月11日|RBAの据え置き
RBAは政策金利を4.35%に据え置きました。声明では、インフレがなお高いこと、上振れリスクが具体化した場合には追加利上げもあり得ることを示しました。公式声明
8月12日|米CPI
総合CPIは前月比+0.1%、コアCPIは+0.2%。BLSは、総合指数の月次上昇について住居費と食品の上昇が大部分を占め、エネルギーは-1.5%だったと説明しています。BLS
8月13日|米PPIと英国GDP
米7月PPIは総合で前月比±0.0%、コアPPIは+0.4%。コアPPIは最終需要から食品・エネルギー・貿易サービスを除いた生産者物価指数です。同日発表の英国Q2実質GDPは前期比+0.4%でした。BLSONS
8月14日|米小売売上高と市場の反応
米7月小売売上高は総合で前月比-0.6%、6月は+0.2%で改定なしでした。Reutersは、この予想外の減少後にドルが下落し、金を支えたと報じました。米国勢調査局Reuters
来週の見方。日本のGDP・CPI、英国の雇用・物価・小売売上高、豪州の雇用、米国の住宅関連指標とFOMC議事録が予定されています。ひとつの数値だけで方向を決めつけず、実績・改定の有無・同時に動く金利と為替を組み合わせて確認することが重要です。
SECTION 04|来週の注目イベント
掲載時刻はすべて日本時間です。以下の結果はいずれも未公表です(2026年8月15日確認時点)。重要度は当社基準で、★★★は市場への影響を確認したいイベントです。
8/17(月)|★★★ 2件
08:50|日本|第2四半期GDP【速報値】|★★★
前期比と年率換算を区別して確認します。※結果はいずれも未公表(2026年8月15日確認時点)|内閣府
21:30|カナダ|消費者物価指数|★★★
前月比と前年比を区別して確認します。※結果はいずれも未公表(2026年8月15日確認時点)|Statistics Canada
8/18(火)|★★★ 1件
15:00|英国|失業率&失業保険申請件数|★★★
雇用の水準と申請件数を同時に確認します。※結果はいずれも未公表(2026年8月15日確認時点)|ONS
8/19(水)|★★★ 1件
15:00|英国|消費者物価指数&【コア】|★★★
コアCPIは食品・エネルギーを除いた消費者物価指数です。※結果はいずれも未公表(2026年8月15日確認時点)|ONS
8/20(木)|★★★ 2件
10:30|豪州|失業率&新規雇用者数|★★★
失業率と雇用者数は別の系列として確認します。※結果はいずれも未公表(2026年8月15日確認時点)|ABS
03:00|米国|FOMC議事録公表(7月28日・29日開催分)|★★★
金融政策判断時の議論を確認します。※結果はいずれも未公表(2026年8月15日確認時点)|FRB
8/21(金)|★★★ 7件
08:30|日本|全国消費者物価指数&【除生鮮】|★★★
総合と除生鮮を区別して確認します。※結果はいずれも未公表(2026年8月15日確認時点)|総務省統計局
15:00|英国|小売売上高&【除自動車】|★★★
総合と除自動車の数値を区別して確認します。※結果はいずれも未公表(2026年8月15日確認時点)|ONS
16:30|ドイツ|製造業PMI【速報値】|★★★
※結果はいずれも未公表(2026年8月15日確認時点)|S&P Global
17:00|ユーロ圏|製造業PMI【速報値】|★★★
※結果はいずれも未公表(2026年8月15日確認時点)|S&P Global
17:30|英国|製造業PMI【速報値】|★★★
※結果はいずれも未公表(2026年8月15日確認時点)|S&P Global
17:30|英国|非製造業PMI【速報値】|★★★
※結果はいずれも未公表(2026年8月15日確認時点)|S&P Global
21:30|カナダ|小売売上高&【除自動車】|★★★
総合と除自動車の前月比を区別して確認します。※結果はいずれも未公表(2026年8月15日確認時点)|Statistics Canada
SECTION 05|注目水準とシナリオ
以下は高値・安値・終値から算出したピボット(相場の目安)です。方向を当てるものではなく、来週の値動きを整理するための参考水準として示しています。具体的な売買の指示ではありません。
USD/JPY
Pivot 158.854|上側の目安 160.036|下側の目安 158.138
終点 159.321
EUR/JPY
Pivot 183.691|上側の目安 185.115|下側の目安 182.919
終点 184.344
WTI原油
Pivot 80.71|上側の目安 84.42|下側の目安 77.82
終点 81.53
シナリオの確認点。上振れ・下振れのいずれを想定する場合も、来週の物価、雇用、消費関連の実績値と、米金利・ドル・原油が同時にどう動くかを確認します。材料が交錯する場合は、単一材料だけで値動きを説明しないことが重要です。
データソース・免責事項
市場データはFX Daily Levels、US100はNasdaq公式、VIXはCboe、経済統計はBLS米国勢調査局ONSRBA、市場背景はReutersを参照しています。
本レポートは情報提供を目的とし、特定の金融商品・取引の勧誘、投資助言、将来の成果の保証を目的とするものではありません。投資判断は、ご自身の目的・資金状況・リスク許容度を踏まえて行ってください。

 

 

WEEKLY MARKET REPORT
週間為替市況レポート
対象期間:2026年8月3日(月) 〜 8月7日(金)

WEEK HIGHLIGHTS
  • WTI原油が急落: 米・イラン協議進展への期待から供給懸念が後退(週間-9.80%)
  • 株価指数が大幅反発: 雇用悪化を受けた利上げ観測後退でUS100が週間+5.12%の急伸
  • 金(XAU/USD)が急騰: ドル安と利上げ観測後退を背景に金買いが加速(+7.35%)
  • 来週の注目: 米CPI(消費者物価指数)と米小売売上高に市場の関心が集中

SECTION 01:注目銘柄(4時間足チャート)

WTI原油(USOIL)
-9.80%

USOIL Chart

7/31の84.67ドルから8/7の76.37ドルへ下落し、全銘柄中で最大の変動率(-9.80%)を記録しました。週初は米・イラン協議進展への期待から供給懸念が後退し大きく下落。その後も地政学ヘッドラインに反応する不安定な展開となりました。

XAU/USD(金)
+7.35%

XAUUSD Chart

米7月雇用統計の悪化を受けてドル安とFRBの利上げ観測後退が進み、金への買いが強まりました。WTI原油に次ぐ第2位の変動率(+7.35%)を記録し、4,342ドル台まで上値を伸ばしています。

US100(NDX)
+5.12%

US100 Chart

米雇用統計の悪化を受けてFRBの利上げ観測が後退し、金利上昇への警戒が和らいだことで、テクノロジー株を中心とする買い戻しにつながりました。前週の28,274.20から29,722.30へ大幅に反発しています。

USD/JPY
+0.21%

USDJPY Chart

前週の急落(-3.90%)から一転し、今週は157円台での揉み合いとなりました。日米金利差を意識したドル買いと、リスクオフの円買いが交錯し、方向感に欠ける展開が続いています。

SECTION 02:週間騰落率ランキング
※前週金曜NY終値(7/31起点)から今週金曜NY終値(8/7)までの変動率(絶対値順)。

1WTI原油(USOIL)
84.67 → 76.37
-9.80%

2XAU/USD(金)
4045.25 → 4342.63
+7.35%

3US100(NDX)
28274.20 → 29722.30
+5.12%

4US500(S&P500)
7489.72 → 7757.64
+3.58%

5US30(NYダウ)
52485.03 → 54036.93
+2.96%

6AUD/USD
0.70280 → 0.70675
+0.56%

7USD/CAD
1.40138 → 1.39409
-0.52%

8EUR/JPY
181.567 → 182.392
+0.45%

9EUR/USD
1.15304 → 1.15596
+0.25%

10USD/JPY
157.461 → 157.794
+0.21%

11NZD/USD
0.58882 → 0.58947
+0.11%

12GBP/USD
1.34804 → 1.34936
+0.10%

13USD/CHF
0.80731 → 0.80803
+0.09%

参考:マクロ指標(週間変動)
DXY(ドル指数): 99.60 (-0.20%)
VIX: 14.90 (-6.82%)
米2年債利回り: 4.150% (+2.0bp)
米10年債利回り: 4.660% (-8.5bp)

SECTION 03:今週のハイライト解説
米雇用統計の悪化と株価指数の反発

米7月雇用統計で非農業部門雇用者数が2.3万人減少し、5・6月分も合計10.3万人下方修正されました。これを受けてFRBの利上げ観測が後退し、金利上昇への警戒が和らいだことが、テクノロジー株を中心とする買い戻しにつながり、US100は週間+5.12%となりました。株高は景気改善を意味するものではなく、雇用悪化と金融政策観測の変化が同時に表れた動きとして整理されます。

金(XAU/USD)の急騰

米7月雇用統計の悪化を受けてドル安とFRBの利上げ観測後退が進み、金への買いが強まりました。XAU/USDは週間+7.35%となりました。地政学要因も変動要因の一つですが、今週は米雇用指標と金融政策観測の変化が主因として市場を牽引しました。

WTI原油(USOIL)の急落

WTI原油(USOIL)は、7/31の84.67ドルから8/7の76.37ドルへ下落し、週間-9.80%となりました。週初は米・イラン協議進展への期待から供給懸念が後退し、原油価格が大きく下落しました。その後も地政学ヘッドラインに反応する不安定な展開となっています。

投機筋ポジション動向(CFTC分析)

米商品先物取引委員会(CFTC)が公表した最新データ(Legacy COT / Futures Only / Non-Commercial、8月4日基準)によると、USD/JPYの投機筋ネットポジションは+45,473枚となり、前週から-117,939枚の大幅縮小となりました。これは投機筋のUSD/JPY買い偏りが縮小したことを示す補助材料です。

⚠️ 注意:USD/JPYは週間+0.21%上昇していますが、CFTCネットは+163,412枚から+45,473枚へ縮小しており、価格上昇とポジション変化は一致していません。CFTCデータは火曜日基準のため、週後半の動きは反映されていない点にご留意ください。

USD/JPY(8/4基準)
ロング
192,701枚
ショート
-147,228枚
ネット
+45,473枚
総建玉
419,393枚
前週比:ネット -117,939 / 総建玉 -12,973
米10年債(8/4基準)
ロング
467,278枚
ショート
-1,446,521枚
ネット
-979,243枚
総建玉
5,265,447枚
前週比:ネット -103,124 / 総建玉 -48,031

⚠️ 米10年債:CFTCネットは-876,119枚から-979,243枚へ売り偏りが拡大。一方、米10年債利回りは週間-8.5bpとなり、債券先物ポジションと市場トレンドは一致していません。

※USD/JPY欄は、CFTC公式の日本円先物ポジションをUSD/JPY方向へ反転表示しています。公式原数値は非商業ロング147,228枚・ショート192,701枚で、表示値は方向換算後の数値です。
※CFTCデータは週次の補助材料であり、単独の売買シグナルではありません。

SECTION 04:来週の注目イベント
※日時はすべて日本時間(JST)。結果はいずれも未公表(2026年8月9日確認時点)。

8/10(月)08:50
★★★
🇯🇵 日銀金融政策決定会合における主な意見の公表
日銀の政策判断や委員の議論を確認します。

8/11(火)13:30
★★★
🇦🇺 RBA政策金利&声明発表 / 四半期金融政策報告
前回4.35%据え置き。民間予想も据え置き。声明の文言変化に注目。

8/11(火)14:30
★★★
🇦🇺 RBAブロック総裁の記者会見
政策金利発表後のメディア会見。今後の金融政策のヒントを探ります。

8/12(水)21:30
★★★
🇺🇸 米消費者物価指数(CPI / コアCPI)
FRBの利上げ・利下げ判断に直結する最重要指標。コアCPIは食品・エネルギーを除いた物価指数。

8/13(木)15:00
★★★
🇬🇧 英国 第2四半期GDP【速報値】
前回+0.6%/+0.9%(前期比/前年比)、民間予想+0.4%/+1.1%。

8/13(木)21:30
★★★
🇺🇸 米生産者物価指数(PPI / コアPPI)
インフレの先行指標。コアPPIは最終需要から食品・エネルギー・貿易サービスを除いた指数。

8/14(金)08:30
★★★
🇦🇺 ブロックRBA総裁、下院経済委員会に出席
議会での証言。金融政策に関する踏み込んだ発言に注目が集まります。

8/14(金)21:30
★★★
🇺🇸 米小売売上高&【除自動車】
前回:総合+0.2%/除自動車-0.2%(前月比)。予想:総合+0.2%/除自動車+0.2%。消費動向の確認。
★★★:最重要(中央銀行・GDP等) / ★★:重要

【データ出典】
為替・XAU/USD(スポット価格)・WTI(USOILスポット相当):FX Daily Levels(当社集計)
US30・US500:Reuters
US100:Nasdaq公式NDX履歴(補完:CNBC NDX
VIX:Cboe公式
投機筋ポジション:CFTC公式(CME・日本円先物) / CFTC公式(CBOT・米10年債) / cot-feed.json
経済指標予想・重要度:fxshihyo.com
米雇用統計:BLS雇用統計プレスリリース
日銀:日銀金融政策決定会合カレンダー
公式情報:RBA金融政策 / BLS発表スケジュール / ONS GDP / Census Bureau小売

【免責事項】
本レポートは情報提供のみを目的としており、投資勧誘や売買の推奨を意図するものではありません。記載された情報や見解は作成時点のものであり、市場環境の変化等により予告なく変更される場合があります。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行われますようお願いいたします。本レポートの利用により生じたいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。