データソース:当社集計
WEEK HIGHLIGHTS
- ① FRB・日銀・BoEが政策金利を据え置き。FRBは3名が利上げ支持、日銀は追加利上げに含み。
- ② USD/JPYが157円台へ急落。週間で約4%の円高となり、介入観測と日銀のタカ派姿勢が重なる。
- ③ 米国株は週末に反発。週間ではS&P500とNYダウが約1%上昇した一方、ナスダック100はほぼ横ばい。
- ④ 来週は米雇用統計に注目。金曜日に7月の非農業部門雇用者数・失業率が発表予定。
USD/JPYは157.461円で引けた(週間比-6.393円・-3.90%)。
163円台から157円台まで急落し、市場では当局による為替介入の観測が広がった。
また、日銀が政策金利を1.0%に据え置いたものの、植田総裁が金融環境が緩和的すぎる場合、利上げペース加速の可能性を排除しなかったことも円買いの強力な支援材料となった。

EUR/JPYは181.567円で引けた(週間比-4.777円・-2.56%)。
USD/JPYの下落に牽引される形で円の全面高が進行し、クロス円全般で強い下落圧力がかかった。
186円台から一時181円台まで水準を切り下げ、週間で約2.5%の大幅安となった。

EUR/USDは1.15304ドルで引けた(週間比+0.01581ドル・+1.39%)。
ユーロ圏の第2四半期GDPが前期比+0.4%と市場予想(+0.2%)を上回ったことが好感され、ユーロ買いが優勢となった。
米国のマクロ指標(GDPの下振れや総合PCEの低下)を受け、ドル売りが意識されたことも背景にある。

GBP/USDは1.34804ドルで引けた(週間比+0.01559ドル・+1.17%)。
イングランド銀行(BoE)は政策金利を3.75%に据え置くことを決定(6対3)。
3名が利上げを支持したことで追加引き締め観測が意識され、ポンドを支える展開となった。

DXY(ドル指数):99.80(週間-1.64%)| 米2年債利回り:4.130%(週間+9.5bp)
米10年債利回り:4.745%(週間+6.6bp)| VIX:15.99(週間-13.94%)
※WTI原油は同一系列での比較が困難なためランキングから除外
今週は日米英の主要中央銀行が揃って金融政策を発表。いずれも政策金利を据え置いたものの、今後の方向性で明暗が分かれました。FRBは政策金利を3.50〜3.75%に据え置きましたが、3名が25bp利上げを支持し、今後の追加利上げの可能性が意識されています。日銀は政策金利を1.0%に据え置いた一方、植田総裁は金融環境が緩和的すぎる場合、利上げペース加速の可能性を排除しない姿勢を示しました。BoEは政策金利を3.75%に据え置き(6対3)、3名が利上げを支持したことで追加引き締め観測が意識されました。
米国の第2四半期GDP速報値は前期比年率+1.5%と市場予想(+2.1%)を下回り、6月の総合PCE価格指数は前月比-0.1%、コアPCE価格指数は同+0.1%となりました。これらの指標は一時的な低下要因となったものの、FOMCで3名が利上げを支持したことやインフレ警戒を背景に、米10年債利回りは週間で+6.6bp上昇しました。
週半ばまでAI投資への懸念からテクノロジー株を中心に売りが先行しましたが、Amazonの堅調な決算が安心感をもたらし、週末にかけて米国株は大きく反発。週間ではS&P500(US500)とNYダウ(US30)が約1%上昇した一方、ナスダック100(US100)はほぼ横ばいとなりました。
7月28日(火)時点の米商品先物取引委員会(CFTC)データによると、USD/JPYの投機筋ポジションはネットで163,412枚の円売り超(USD/JPY買い方向)へと傾斜を強めました。円売りポジションが積み上がった状態で為替介入の観測や日銀のタカ派姿勢が重なったことが、その後の急激な円高(ポジション解消)を増幅した可能性があります。ユーロやポンドでも売り越しが拡大しましたが、実際の相場は上昇しており、ポジションと相場の逆行が見られました。
※CFTCデータは週次の補助材料であり、単独の売買シグナルではありません。
※時刻はすべて日本時間(JST)です。重要度★★以上のイベントを掲載しています。
- [1] Federal Reserve: FOMC Statement
- [2] Bank of Japan: BOJ Governor Ueda’s comments (Reuters)
- [3] Bank of England: Interest rates and Bank Rate
- [4] BEA: Personal Income and Outlays, June 2026
- [5] Eurostat: Euro indicators (Q2 2026 GDP)
- [6] Reuters: Japan conducts yen-buying intervention
- [7] Amazon IR: Second Quarter Results 2026
- [8] CME Group: CME FedWatch Tool (as of July 30, 2026)
- [9] Nasdaq: NDX Index History
- [10] Cboe: VIX Index Dashboard
免責事項
本レポートは情報提供のみを目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。記載された情報は信頼できると判断したデータに基づき作成されていますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。為替取引や投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任で行っていただきますようお願いいたします。相場変動により損失を被るリスクがあります。
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- 有事のドル買いと原油高:中東情勢緊迫化により原油急騰、米金利上昇と相まってドル全面高。CME FedWatchでは、7月会合の25bp利上げ確率は約39%、9月会合時点で政策金利が現行水準を25bp以上上回る確率は約82%です(7月25日0:35 EDT時点、出典:CME FedWatch)
- ドル円 約40年ぶり高値:一時164円に迫る163円台後半へ上昇、日本の交易条件悪化も円売り要因(約40年ぶりの高値水準:みんかぶFX、2026年7月23日)
- US100(ナスダック100)下落:大型ハイテク株への利益確定売りで週間-1.62%
- 来週は日米英の中銀ウィーク:30日未明にFOMC、31日に日銀会合(結果発表は会合終了次第・時刻未定、共に据え置き予想)
+8.27%

中東情勢の緊迫化を受けて供給不安が高まり、週間で+8.27%の大幅上昇となりました。一時92ドル台まで急騰した後、週末は89.31ドルで引けました(終値・週間騰落率はReutersのWTI系列に基づく値です。チャートはCFD価格のため値が若干異なる場合があります)。【来週の注目点】
中東情勢のヘッドライン次第で再び上値を試す展開も想定されます。原油高はインフレ再燃懸念を通じて各国の金融政策にも影響するため、FOMC・日銀会合との相互作用に注意が必要です。
-1.62%

大型ハイテク株を中心に利益確定売りが優勢となり、週間で-1.62%の下落。中東情勢の緊迫化を受けたリスクオフ姿勢もハイテク株の重石となりました。【来週の注目点】
来週はマイクロソフト、メタ、アップル、アマゾンなど主要企業の決算発表が集中します。決算内容を受けた時間外取引での急変動に警戒が必要です。
-0.95%

有事のドル買いが進むなか、ポンドは対ドルで週間-0.95%と主要通貨のなかでも大きめの下落となり、週末は1.33245で引けました。【来週の注目点】
30日のBoE(イングランド銀行)金融政策発表とMPR(金融政策報告)が最大の焦点です。同日はFOMC結果発表の直後となるため、ボラティリティの拡大に警戒が必要です。
+0.91%

米軍の対イラン攻撃報道など地政学リスクの高まりを受け、安全資産としての金需要が拡大。ドル高・米金利上昇の逆風を跳ね返し、週末終値は4,053.47ドルと堅調に推移しました。【来週の注目点】
引き続き中東情勢のヘッドラインに敏感に反応しやすい地合いです。また、FOMC後の米金利動向が上値の重石となるか注目されます。
価格・週間騰落率:FX Daily Levels(当社独自集計、FX・XAU/USD)/Reuters(WTI)・Reuters(米株指数・市場背景)/Nasdaq Indexes(US100)
金融政策・経済日程:FRB・ECB・BoE・日銀・BEA・Eurostat・Destatis・ABS・RBA
市場確率:CME FedWatch・みんかぶFX
チャート:TradingView
本レポートは情報提供のみを目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。記載された情報や見通しは作成時点のものであり、正確性や完全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定はご自身の判断で行ってください。
※ランキングは為替・株価指数・金・原油を対象。前週末(7/10)比の絶対値順。チャートは1時間足・1ヶ月表示(TradingView)




※ランキングは為替・株価指数・金・原油を対象(変動率絶対値の大きい順)
→ 82.49ドル
(COMP)
→ 25,520
(金・スポット)
→ 4,017.00ドル
→ 7,457.69
→ 0.5842
→ 52,146.42
→ 113.41円
→ 218.49円
→ 1.4038
→ 162.40円
→ 1.3455
→ 1.1439
出典:みんかぶFX(四本値)/ Reuters(前週末7/10終値・今週末7/17終値基準)
※金はスポット基準(XAUUSD)。COMEX金8月限清算値は4,113.70→4,018.80ドル(−2.31%)
① 7/21(火)NZ Q2 CPI:前週7/8のRBNZ利上げを受けた追加利上げ観測が続く中、インフレ動向がNZDの方向性を左右する。前回+3.1%(前年比)からの変化に注目。
② 7/22(水)英CPI:前回総合+2.8%・コア+2.6%(前年比)。現時点ではBOEの3.75%据え置きが中心(市場確率約64%)だが、下振れなら将来の利下げ観測、上振れなら追加利上げ観測が強まりやすく、GBP/JPYが動きやすい。
③ 7/23(木)ECB政策金利:現行2.25%での据え置き予想。ラガルド総裁会見でのフォワードガイダンスに注目。EUR/USDが動きやすい。
④ 7/24(金)日本CPI:前回+1.4%(除生鮮前年比)から+1.5%への上昇予想。日銀の追加利上げ観測に影響し、円相場が動く可能性がある。
⑤ 再来週はFOMC(7/28〜29、結果は日本時間7/30(木)03:00)と日銀会合(7/30〜31):週後半はイベント前のポジション調整が入りやすい点にも留意。
注目銘柄チャート




週間騰落率ランキング
今週末 $4,103.23
▼ -1.72%
今週末 0.5762
▲ +1.21%
今週末 $7,575.39
▲ +1.23%
今週末 ¥216.721
▲ +0.64%
今週末 $52,637.01
▼ -0.50%
今週末 1.4125
▼ -0.46%
今週末 1.3398
▲ +0.44%
今週末 0.8078
▲ +0.42%
今週末 0.6944
▲ +0.40%
今週末 ¥161.672
▲ +0.21%
今週末 ¥184.530
▼ -0.01%
今週末 1.1419
▼ -0.16%
今週のハイライト
来週の注目イベント予告
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★★
★★
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今週の総括と来週の展望
今週の為替市場は、中東情勢(米中央軍のイラン攻撃)と日本の財政・金融政策への不透明感が最大のテーマとなった。週初の7/6(月)は「骨太の方針2026」で日銀利上げ牽制との観測が浮上し、円売りが進行してドル円は162.43円まで上昇。日本売りが加速した。7/8(水)には米中央軍のイラン攻撃報道で有事のドル買いが連鎖し、ドル円は162.71円(週間高値)まで急伸した。
一方、同日のRBNZの予想通りの利上げ(声明で追加引き締めを示唆)でNZドルが急伸し、週間+1.21%と主要通貨の中で上位となった。週末7/10(金)には片山財務相の「GPIF国内投資後押し」発言を受けて円急騰・日本売り巻き戻しが発生し、ドル円は161.29円まで急落。週を通じて乱高下の激しい展開となった。
注目水準:上値 163.00〜163.50(介入警戒水準)、下値 160.00〜160.50(サポート帯)
強気シナリオ:米CPI(7/14)が予想を上回る場合、ドル買い再燃で163円台回復の可能性。
弱気シナリオ:米CPIが予想を下回る場合、ドル売り・円高加速。160円割れも視野。【XAU/USD(ゴールド)】
注目水準:上値 $4,200(心理的節目)、下値 $4,080・$4,050(サポート帯)
中東情勢の再緊迫化で再び$4,200台を試す可能性がある一方、停戦・合意が進展すれば$4,050割れのリスクも。【NZD/USD】
注目水準:上値 0.5800(心理的節目)、下値 0.5650(サポート)
RBNZの追加利上げ観測が続く限り底堅い展開が予想される。【来週の最大イベント:米CPI(7/14)】
FRBの利上げ判断に直結する最重要指標。前回+4.2%から+3.8%への低下が予想されており、結果次第でドル相場全体が大きく動く可能性がある。ウォーシュFRB議長の発言(同日23:00)も要注目。
ドル円
▼ -0.22%
ゴールド(金)
▲ +2.35%
ポンドドル
▲ +1.20%
USOIL(CFD)
▼ -0.65%
今週末(7/2) 4.480%近辺
▲ +0.11pp
★★
★★★
★★
★★
★★★
★★★
★★
★★
★★
★★★
★★★
★★
★★★
★★
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★★
★★
★★
★★
★★★
7/7(火)BOE金融安定報告書&ベイリー総裁会見:BOEの政策スタンスや英国金融システムへの見解が示される。ポンドのボラティリティ上昇に注意。
7/8(水)RBNZ政策金利:市場予想は25bp利上げ(2.25%→2.50%)。NZD/JPY・NZD/USDへの影響大。声明文のトーンにも注目。
7/8(水)翌03:00 FOMC議事録:6月会合での利上げ議論の詳細が明らかになる。ドル円・米国債利回りへの影響に注意。深夜発表のため翌朝の相場確認が必要。
7/10(金)カナダ雇用統計:前回は予想を大幅に上回る+8.78万人。今回予想は+1.00万人と大幅鈍化見込み。CAD/JPY・USD/CADに影響。
今週の為替市場は、ドル高・円安の加速と急反転が最大のテーマとなった。週前半はFRBの利上げ観測と日銀のビハインド・ザ・カーブ懸念を背景にドル円が162.84円まで上昇し、約40年ぶりの円安水準を記録。しかし週後半は、要人発言(ウォーシュFRB議長・三村財務官)と予想を大幅に下回った米6月NFP(+5.7万人)を受けてドル安が加速し、160.49円まで急落した。
コモディティでは、ゴールドがNFP後のドル安を受けて週間+2.35%と大幅上昇。WTI原油は中東情勢の緊張緩和で$68台前半〜$70台半ばで推移。株式市場ではダウ平均が52,900ドルと史上最高値を更新(+1.97%)、S&P500も$7,483.24へ上昇(+1.76%)。米10年債利回りは4.48%近辺へ上昇した。
強気シナリオ:ISM非製造業が予想を上回り、FRBの利上げ観測が再燃した場合、162.50円方向を再度試す展開。
弱気シナリオ:FOMC議事要旨でハト派的なトーンが確認された場合、または為替介入が実施された場合、159円台後半まで調整の可能性。
注意点:三村財務官の発言(「言わないことも大事」)が示す通り、予告なしの介入リスクが継続。「七夕天井」アノマリーへの警戒も必要。
強気シナリオ:FOMC議事要旨でハト派的な内容が確認された場合、$4,200突破の可能性。
弱気シナリオ:ISM非製造業が強い結果となり利上げ観測が再燃した場合、$4,100割れのリスク。
注意点:NATO首脳会議(7/7〜8)での地政学的発言や、USTR公聴会での通商政策ヘッドラインがポンドに影響する可能性がある。
本レポートは情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。掲載情報の正確性には最大限の注意を払っておりますが、その完全性・正確性を保証するものではありません。本レポートに基づく投資判断はご自身の責任において行ってください。為替・金融商品取引には元本損失を含む重大なリスクが伴います。
SMBC FOREX WEEKLY(三井住友銀行)、外為どっとコム総合研究所、U.S. Bureau of Labor Statistics(BLS)、
Xe.com Currency Tables、TwelveData(XAU/USD)、ICE WTI Crude Futures、MarketWatch、
日本銀行(日銀短観)、TradingView(チャート)