WEEKLY MARKET REPORT
週間市況レポート
対象期間:2026年7月13日(月)〜 7月17日(金)
配信日:2026年7月19日(日)

WEEK HIGHLIGHTS
🛢️ WTI原油+15.5%急騰(イラン戦争激化)|📉 NASDAQ -2.9%(中国AI新モデル・半導体株急落)|🥝 NZD+1.4%(RBNZ追加利上げ観測)|🥇 GOLD -2.10%(リスクオフ局面でも軟調)

SECTION 01 注目銘柄チャート(週間変動率 上位4銘柄)

※ランキングは為替・株価指数・金・原油を対象。前週末(7/10)比の絶対値順。チャートは1時間足・1ヶ月表示(TradingView)

🥇 1位 WTI原油(USOIL) +15.52% 71.41 → 82.49ドル

WTI原油チャート(1時間足・1ヶ月)

米国とイランの軍事的緊張が急激に高まり、中東産油地域への供給リスクが急上昇。7/13(月)に71ドル台から急騰し終値78.14ドルを記録、週末にかけて82ドル台まで上値を伸ばした。週間上昇幅は約11ドル(+15.5%)と、今週最大の変動率を記録した。

🥈 2位 NASDAQ総合(COMP) -2.90% 26,281 → 25,520

NASDAQチャート(1時間足・1ヶ月)

中国の新AI企業「Moonshot AI」が7/16(木)に大規模言語モデル「Kimi K3」を発表。エヌビディアやAMDなど米半導体株が急落し、NASDAQ全体を押し下げた。週間では-2.9%と主要3指数の中で最大の下落率となった。

🥉 3位 金(GOLD・スポット) -2.10% 4,103.23 → 4,017.00ドル

GOLDチャート(1時間足・1ヶ月)

週明け7/13に急落し4,005ドル台まで下落。7/14に反発したものの、その後は再び軟調となり週後半には3,990ドル台まで下値を試した。7/17は中東情勢の緊迫化を受けた反動買いで4,017.00ドルまで反発して週末を迎えた。原油急騰によるインフレ再燃懸念がFRBの利上げ継続観測を強め、金利上昇が金の重しとなった。

4位 NZD/USD +1.39% 0.5762 → 0.5842

NZD/USDチャート(1時間足・1ヶ月)

前週7/8にRBNZ(ニュージーランド中央銀行)が政策金利を2.25%から2.50%へ引き上げ、声明で追加引き締めを示唆した流れを引き継ぎ、市場では9月2日のRBNZ会合での追加利上げ観測が6割強織り込まれた。今週のNZドルは0.5760台から0.5860台まで上昇し、主要通貨で最も堅調だった。来週7/21(火)のNZ第2四半期CPIが次の試金石となる。

SECTION 02 週間騰落率ランキング(前週末7/10比)

※ランキングは為替・株価指数・金・原油を対象(変動率絶対値の大きい順)

🥇
1位
WTI原油
+15.52%
71.41ドル
→ 82.49ドル
🥈
2位
NASDAQ総合
(COMP)
-2.90%
26,281
→ 25,520
🥉
3位
GOLD
(金・スポット)
-2.10%
4,103.23ドル
→ 4,017.00ドル
4位
S&P 500
-1.55%
7,575.39
→ 7,457.69
5位
NZD/USD
+1.39%
0.5762
→ 0.5842
6位
ダウ平均
-0.93%
52,637.01
→ 52,146.42
7位
AUD/JPY
+0.85%
112.45円
→ 113.41円
8位
GBP/JPY
+0.80%
216.76円
→ 218.49円
9位
USD/CAD
-0.62%
1.4125
→ 1.4038
10位
USD/JPY
+0.45%
161.68円
→ 162.40円
11位
GBP/USD
+0.36%
1.3407
→ 1.3455
12位
EUR/USD
+0.20%
1.1416
→ 1.1439

出典:みんかぶFX(四本値)/ Reuters(前週末7/10終値・今週末7/17終値基準)

※金はスポット基準(XAUUSD)。COMEX金8月限清算値は4,113.70→4,018.80ドル(−2.31%)

SECTION 03 今週のハイライト(7/13〜7/17)
🗓️ 7/13(月)|WTI原油が急騰スタート、円相場は小動き
週明けは米国とイランの軍事的緊張激化の報道を受け、WTI原油が71ドル台から急騰し、7/13終値は78.14ドルを記録。一方、為替市場はドル円が162.43円と前週末(161.68円)から小幅円安で引けた。
🗓️ 7/14(火)|米CPI鈍化でドル安・株高、ただし上値は重い
米6月消費者物価指数(CPI)は前月比−0.4%(2020年5月以来のマイナス)・前年比+3.5%、コアも前月比0.0%・前年比+2.6%と軒並み市場予想を下回った。FRBの早期利上げ観測が後退し、ドル円は一時161.63円まで急落。ただしウォーシュFRB議長の議会証言(タカ派姿勢を堅持)と原油高によるインフレ再燃懸念が下支えとなり、162円台前半へ回復して引けた。
🗓️ 7/15(水)|米PPI鈍化・中国GDP減速、BOCは据え置き
米6月PPIが前月比−0.3%と予想外のマイナスとなり、年内の利上げ観測が一段と後退した。中国4-6月期GDPは前年比+4.3%と減速した一方、6月の小売売上高・鉱工業生産は上振れ。BOC(カナダ中銀)は政策金利を2.25%に据え置き、声明から利上げ・利下げ双方の言及を削除して中立化した。EUR/USDは1.1470台まで上昇し週間高値圏を付け、NZD/JPYも93円台から95円台へ上昇した。
🗓️ 7/16(木)〜7/17(金)|中国AI新モデルで半導体株急落、米株3指数マイナス
中国のAIスタートアップ「Moonshot AI」が大規模言語モデル「Kimi K3」を発表。米エヌビディア・AMD・インテルなど半導体株が急落し、NASDAQは週間で-2.9%、S&P500は-1.55%、ダウは-0.93%と3指数揃ってマイナスで週を終えた。ドル円は162.40円で週末を迎え、前週末比+0.45%の小幅円安。WTI原油は82.49ドルで引け、週間+15.5%という異例の急騰となった。

SECTION 04 来週の注目イベント(7/20〜7/24)
7/20(月・祝)
🇯🇵
終日
海の日(日本市場休場)
★★
🇨🇳
10:00
中国LPR(1年・5年)発表(前回3.00%/3.50%)
★★★
🇨🇦
05:30
カナダCPI 前月比/前年比(前回-0.1%/+1.7%)
★★★
7/21(火)
🇳🇿
07:45
NZ第2四半期CPI 前期比/前年比(前回+0.9%/+3.1%)
★★★
🇬🇧
15:00
英失業率&失業保険申請件数(前回4.9%/+3.12万件)
★★★
7/22(水)
🇬🇧
15:00
英CPI(コア含む)前月比/前年比(前回総合+0.2%/+2.8%、コア前年比+2.6%)
★★★
🇺🇸
米引け後(JST 7/23早朝)
アルファベット(Google)決算
★★★
7/23(木)
🇦🇺
10:30
豪失業率&新規雇用者数(前回4.4%/+4.03万人、予想4.4%/+1.90万人)
★★★
🇪🇺
21:15
ECB政策金利&声明発表(現行2.25%、据え置き予想)
★★★
🇪🇺
21:45
ラガルドECB総裁の記者会見
★★★
7/24(金)
🇯🇵
08:30
日本全国CPI&除生鮮 前年比(前回+1.4%、予想+1.5%)
★★★
🇩🇪🇪🇺🇬🇧
16:30〜17:30
欧州主要国PMI速報値(製造業・サービス業)
★★★
🇬🇧
15:00
英小売売上高 前月比(前回+1.2%)
★★★
来週の注目ポイント:
7/21(火)NZ Q2 CPI:前週7/8のRBNZ利上げを受けた追加利上げ観測が続く中、インフレ動向がNZDの方向性を左右する。前回+3.1%(前年比)からの変化に注目。
7/22(水)英CPI:前回総合+2.8%・コア+2.6%(前年比)。現時点ではBOEの3.75%据え置きが中心(市場確率約64%)だが、下振れなら将来の利下げ観測、上振れなら追加利上げ観測が強まりやすく、GBP/JPYが動きやすい。
7/23(木)ECB政策金利:現行2.25%での据え置き予想。ラガルド総裁会見でのフォワードガイダンスに注目。EUR/USDが動きやすい。
7/24(金)日本CPI:前回+1.4%(除生鮮前年比)から+1.5%への上昇予想。日銀の追加利上げ観測に影響し、円相場が動く可能性がある。
再来週はFOMC(7/28〜29、結果は日本時間7/30(木)03:00)と日銀会合(7/30〜31):週後半はイベント前のポジション調整が入りやすい点にも留意。

SECTION 05 来週の相場展望と注目水準
🇺🇸🇯🇵 USD/JPY(ドル円)
今週は161.63〜162.52円のレンジで推移し、162.40円で週末を迎えた。162円台での底堅さが確認されており、来週も162〜163円台を中心とした動きが想定される。上値では163円台への試みが予想されるが、日本CPIが予想を上回る場合は円買いが入りやすい。一方、原油高によるインフレ懸念がドル買いを支える可能性もある。注目水準は上値163.00円、下値161.50円。
🇪🇺🇺🇸 EUR/USD(ユーロドル)
今週は1.1425〜1.1452のレンジで推移し、1.1439で週末を迎えた。7/23(木)のECB政策金利発表が最大の注目材料。据え置き予想が大勢だが、ラガルド総裁の発言次第でEURが大きく動く可能性がある。タカ派的な発言なら1.1500超えを試す展開も。注目水準は上値1.1500、下値1.1380。
🇬🇧🇯🇵 GBP/JPY(ポンド円)
今週は216.76〜219.42円のレンジで推移し、218.49円で週末を迎えた。7/21(火)英雇用統計と7/22(水)英CPIが連続して発表される。英CPIが予想を上回ればGBP買いが強まり220円台への上昇も視野に入る。注目水準は上値220.00円、下値216.50円。
🥝 NZD/USD(NZドル米ドル)
前週7/8のRBNZ利上げを受けた追加利上げ観測が継続し、今週は0.5760台から0.5860台まで急伸した。来週7/21(火)のNZ Q2 CPIが次の注目材料。前回+3.1%(前年比)からインフレが鈍化していれば追加利上げ期待が後退しNZD売りとなる可能性がある。一方、インフレ高止まりなら0.5900超えも視野に入る。注目水準は上値0.5900、下値0.5760。
🛢️ WTI原油
今週は71ドル台から82ドル台へ急騰した。米国とイランの軍事的緊張が続く限り高値圏での推移が続く可能性がある。ただし、外交的解決の兆しが見えた場合は急反落のリスクもある。原油高はインフレ再燃懸念を通じてFRBの利上げ継続観測を強め、株式市場の重しとなる点にも注意。注目水準は上値85ドル、下値78ドル。

 

 

WEEKLY MARKET REPORT
週間市況レポート
対象期間:2026年7月6日(月)〜 7月10日(金)
配信日:2026年7月12日(日)

WEEK HIGHLIGHTS
🇺🇸 中東情勢・有事のドル買い
米中央軍がイランを攻撃
🇳🇿 RBNZ 2.25%→2.50%利上げ
0.25%利上げ → NZD急伸
🇯🇵 日本国債・円・株
10年債2.86%→週末に急低下
🛢️ WTI原油 急騰後反落
68ドル台→75ドル台後半→71ドル台

SECTION 01
注目銘柄チャート
週間で最も動いた4銘柄 / 1時間足・1ヶ月表示(TradingView)

🥇 XAU/USD(ゴールド)
前週末 $4,175.00 → 今週末 $4,103.23(▼ -1.72%)

XAU/USD 1時間足チャート

週初から3営業日続落し、7月8日(水)には$4,071台まで下落。中東情勢の緊迫化(米中央軍のイラン攻撃報道)で有事の金買いが一時入ったものの、攻撃休止・イランとの合意報道が相次ぐと地政学リスクプレミアムが急速に剥落。7月9日(木)に反発したものの、週末には$4,103.23前後で引けた。週間では-1.72%と12銘柄中最大の下落率。上値目処は$4,200(心理的節目)、下値目処は$4,080・$4,050。出典:Reuters、TradingView

🥈 S&P500
前週末 $7,483.24 → 今週末 $7,575.39(▲ +1.23%)

S&P500 1時間足チャート

週初はFRBの政策据え置き継続観測を背景に底堅く推移。週中盤の中東情勢緊迫化(米中央軍のイラン攻撃報道)で一時急落したが、攻撃休止・合意報道を受けて急回復。週末には7,575.39で引け、週間+1.23%と底堅さを示した。ハイテク株は週央に半導体株安で急落する場面があったが、NASDAQは週間で+1.7%とS&P500を上回るパフォーマンス。出典:Yahoo Finance

🥉 NZD/USD(NZドル)
前週末 0.5693 → 今週末 0.5762(▲ +1.21%)

NZD/USD 1時間足チャート

7/8(水)のRBNZ(NZ中央銀行)政策金利決定会合で0.25%の利上げを実施。ロイター調査では28人中22人が利上げを予想しており、結果は予想通り。声明で追加引き締めが示唆されるとNZドルは0.5677から0.5793まで急伸した。週末にかけては利食い売りで0.5762に落ち着いたが、週間では+1.21%と主要通貨の中で上位の上昇率。出典:Yahoo Finance、RBNZ

4位 GBP/JPY(ポンド円)
前週末 ¥215.347 → 今週末 ¥216.721(▲ +0.64%)

GBP/JPY 1時間足チャート

週中盤には中東情勢緊迫化による円高・ポンド高の綱引きで乱高下。7/9(木)には一時218円台(2008年以来の高値)まで上昇したが、週末の片山財務相「GPIFの国内投資後押し」発言を受けた円急騰で216.72円まで反落。日本の財政・金融政策の不透明感がポンド円の上値を抑制している。出典:Yahoo Finance、みんかぶFX

SECTION 02
週間騰落率ランキング
変動率絶対値の大きい順 / 前週末終値(7/3)→ 今週末終値(7/10)
🥇
XAUUSD
ゴールド (XAU/USD)
前週末 $4,175.00
今週末 $4,103.23
▼ -1.72%
🥈
NZDUSD
NZドル (NZD/USD)
前週末 0.5693
今週末 0.5762
▲ +1.21%
🥉
SP500
S&P500
前週末 $7,483.24
今週末 $7,575.39
▲ +1.23%
4
GBPJPY
ポンド円 (GBP/JPY)
前週末 ¥215.347
今週末 ¥216.721
▲ +0.64%
5
US30
ダウ平均 (US30)
前週末 $52,900.07
今週末 $52,637.01
▼ -0.50%
6
USDCAD
ドルカナダ (USD/CAD)
前週末 1.4190
今週末 1.4125
▼ -0.46%
7
GBPUSD
ポンドドル (GBP/USD)
前週末 1.3339
今週末 1.3398
▲ +0.44%
8
USDCHF
ドルスイス (USD/CHF)
前週末 0.8044
今週末 0.8078
▲ +0.42%
9
AUDUSD
豪ドルドル (AUD/USD)
前週末 0.6916
今週末 0.6944
▲ +0.40%
10
USDJPY
ドル円 (USD/JPY)
前週末 ¥161.327
今週末 ¥161.672
▲ +0.21%
11
EURJPY
ユーロ円 (EUR/JPY)
前週末 ¥184.540
今週末 ¥184.530
▼ -0.01%
12
EURUSD
ユーロドル (EUR/USD)
前週末 1.1437
今週末 1.1419
▼ -0.16%
※ 前週末基準:7/3(金)終値(7/4は独立記念日休場)。今週末基準:7/10(金)終値。出典:Yahoo Finance、Xe.com ※ランキングは為替・株価指数・金を対象(原油は対象外)。

📊 参考:米10年債利回り(為替・株式市場との相関指標)
前週末(7/3)
4.480%近辺
週間高値(7/8)
4.580%台
今週末(7/10)
4.450%前後
週間変動
▲ 一時急上昇後に低下
利回りは変動率ベースでは±1%前後だが、為替・コモディティとは性質が異なるためランキングからは除外。中東情勢緊迫化で7/8に4.58%台まで急上昇したが、週末の片山財務相発言・日本国債利回り急低下を受けて4.45%前後まで低下。利回り上昇(債券下落)はドル高・円安方向に働く材料。出典:Trading Economics、WSJ Markets

SECTION 03
今週のハイライト

💣 米中央軍がイランへの攻撃を実施(7/8 水)
7月8日(水)、米中央軍がイランへの攻撃を実施したとの報道が流れ、有事のドル買い・ゴールド買い・原油急騰が連鎖した。ドル円は162.71円(週間高値)まで急伸し、WTI原油は68ドル台から75ドル台後半へ急騰。日本10年債利回りも2.862%(1996年以来の高水準)まで上昇し、日本株・国債・円のトリプル安が加速した。出典:Reuters、Bloomberg

🇳🇿 RBNZが0.25%利上げ(7/8 水)
7月8日(水)、RBNZ(NZ中央銀行)が政策金利を2.25%から2.50%へ0.25%引き上げた。ロイター調査では28人中22人が利上げを予想しており、結果は予想通りの利上げ。声明では追加引き締めを示唆し、NZドルが急伸した。NZD/USDは0.5677から0.5793まで約+2.0%上昇した。ブレマン総裁は「インフレ抑制のため追加引き締めの余地がある」と発言し、NZドルの上昇を後押しした。出典:RBNZ声明、Reuters

🇯🇵 「骨太の方針2026」と日本国債・円の乱高下(7/6 月)
7月6日(月)、「骨太の方針2026」で日銀利上げ牽制との観測が浮上し、円売りが進行してドル円は162.43円まで上昇。日本10年債利回りは2.819%まで上昇し、日本株・国債・円のトリプル安が発生した。市場では日本の財政規律への懸念が高まり、「日本売り」の様相を呈した。出典:日本経済新聞、Bloomberg

🇯🇵 片山財務相発言で円急騰・日本売り巻き戻し(7/10 金)
7月10日(金)、片山財務相が「GPIFの国内投資を後押しする」と発言。これを受けて円買いが急進し、ドル円は161.29円まで大幅下落。日本10年債利回りも2.75%台へ急低下し、株高・債券高・円高のトリプル高(日本売りの巻き戻し)が発生した。週初からの「日本売り」が一気に修正される展開となった。出典:Bloomberg、Reuters

📋 FOMC議事録(6月分)公表(7/8 水)
7月8日(水)に公表されたFOMC議事録(6月分)では、全委員が据え置きを支持したものの、数名が「インフレ再燃リスクを踏まえた利上げの根拠がある」と指摘していたことが明らかになった。市場ではFRBの利上げ根拠を指摘する声が浮上し、ドルが一時強含んだ。ただし中東情勢の不透明感が続くなかで、FRBは当面据え置きを維持しつつ、インフレ動向を注視する姿勢が続いている。出典:FRB公式サイト

SECTION 04
来週の注目イベント予告
対象期間:2026年7月13日(月)〜 7月17日(金) 出典:fxshihyo.com(2026/7/12収集)

7月13日(月)
15:00 JST
★★★
🇬🇧 英雇用統計(失業率・賃金)
前回:失業率4.6%
18:25 JST
★★
🇺🇸 ボウマンFRB副議長の発言(投票権あり)
翌01:30 JST
★★
🇺🇸 ウォラーFRB理事の発言(投票権あり)

7月14日(火)⚡ 最重要:米CPI発表日
21:30 JST
★★★
🇺🇸 米CPI(6月)前月比 / 前年比
前回:+0.5% / +4.2% 予想:-0.1% / +3.8%
⚠️ FRBの利上げ判断に直結する最重要指標。結果次第でドル相場が大きく動く可能性
21:30 JST
★★★
🇺🇸 米コアCPI(6月)前月比 / 前年比
前回:+0.2% / +2.9% 予想:+0.2% / +2.8%
23:00 JST
★★★
🇺🇸 ウォーシュFRB議長の発言
⚠️ タカ派姿勢が強い。CPI発表当日の発言内容は特に要注意
7/15 05:00 JST
★★★
🇬🇧 ベイリーBOE総裁の発言(7月15日(水)05:00 JST)

7月15日(水)
11:00 JST
★★★
🇨🇳 中国Q2 GDP 前期比 / 前年比
前回:+1.3% / +5.0% 予想:+1.0% / +4.5%
⚠️ 米中貿易摩擦の影響が数値に表れるか注目。豪ドル・資源国通貨への影響波及に注意
22:45 JST
★★★
🇨🇦 BOC政策金利 & 声明発表
前回:2.25%(据え置き) 予想:2.25%(据え置き)
⚠️ 声明文のトーンとマックレム総裁会見でのフォワードガイダンスに注目。USD/CADが動きやすい
23:00 JST
★★★
🇺🇸 ウォーシュFRB議長の発言
23:30 JST
★★★
🇨🇦 マックレムBOC総裁の記者会見

7月16日(木)
21:30 JST
★★★
🇺🇸 米小売売上高(6月)前月比
前回:+0.9% 予想:+0.3%
⚠️ 消費動向の確認として重要。前月+0.9%から+0.3%への鈍化が予想
15:00 JST
★★
🇬🇧 英GDP 前月比
前回:-0.1%
21:30 JST
★★
🇺🇸 新規失業保険申請件数
前回:21.5万件

7月17日(金)
21:30 JST
★★
🇺🇸 住宅着工件数
前回:117.7万件 予想:132.5万件
22:15 JST
★★
🇺🇸 鉱工業生産 前月比
前回:+0.1% 予想:+0.2%
23:00 JST
★★
🇺🇸 ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】
前回:49.5 予想:51.3

SECTION 05
今週の総括と来週の展望
📌 今週の総括

今週の為替市場は、中東情勢(米中央軍のイラン攻撃)日本の財政・金融政策への不透明感が最大のテーマとなった。週初の7/6(月)は「骨太の方針2026」で日銀利上げ牽制との観測が浮上し、円売りが進行してドル円は162.43円まで上昇。日本売りが加速した。7/8(水)には米中央軍のイラン攻撃報道で有事のドル買いが連鎖し、ドル円は162.71円(週間高値)まで急伸した。

一方、同日のRBNZの予想通りの利上げ(声明で追加引き締めを示唆)でNZドルが急伸し、週間+1.21%と主要通貨の中で上位となった。週末7/10(金)には片山財務相の「GPIF国内投資後押し」発言を受けて円急騰・日本売り巻き戻しが発生し、ドル円は161.29円まで急落。週を通じて乱高下の激しい展開となった。

🔭 来週の注目水準とシナリオ
【USD/JPY(ドル円)】
注目水準:上値 163.00〜163.50(介入警戒水準)、下値 160.00〜160.50(サポート帯)
強気シナリオ:米CPI(7/14)が予想を上回る場合、ドル買い再燃で163円台回復の可能性。
弱気シナリオ:米CPIが予想を下回る場合、ドル売り・円高加速。160円割れも視野。【XAU/USD(ゴールド)】
注目水準:上値 $4,200(心理的節目)、下値 $4,080・$4,050(サポート帯)
中東情勢の再緊迫化で再び$4,200台を試す可能性がある一方、停戦・合意が進展すれば$4,050割れのリスクも。【NZD/USD】
注目水準:上値 0.5800(心理的節目)、下値 0.5650(サポート)
RBNZの追加利上げ観測が続く限り底堅い展開が予想される。【来週の最大イベント:米CPI(7/14)】
FRBの利上げ判断に直結する最重要指標。前回+4.2%から+3.8%への低下が予想されており、結果次第でドル相場全体が大きく動く可能性がある。ウォーシュFRB議長の発言(同日23:00)も要注目。

免責事項
本レポートは情報提供を目的としたものであり、投資勧誘・売買推奨を目的としたものではありません。掲載情報の正確性・完全性を保証するものではなく、本レポートに基づく投資判断はご自身の責任において行ってください。為替・金融商品への投資にはリスクが伴います。
データソース:Yahoo Finance、TradingView(OANDA)、みんかぶFX、fxshihyo.com、Reuters、Bloomberg、RBNZ、FRB公式サイト、日本経済新聞
配信日:2026年7月12日(日)09:00 JST | 週間市況レポート

 

 

 



WEEKLY MARKET REPORT
週間市況レポート
対象期間:2026年6月29日(月)〜 7月3日(金)
配信日:2026年7月5日(日)

WEEK HIGHLIGHTS
📌 ドル円が約40年ぶり高値162.84円→急落
📌 米6月NFP +5.7万人(予想+11.4万人を大幅下回る)
📌 ゴールドが週間+2.35%で$4,175まで上昇
📌 7/2(木)米債券市場短縮・7/3(金)米株・米債券・商品市場休場(独立記念日)

SECTION 01 | 注目銘柄チャート(1時間足・1ヶ月表示)
今週の注目4銘柄 / TradingView・1H足・1ヶ月表示(方式A+E)

USD/JPY
ドル円
161.327
▼ -0.22%

USDJPY 1H 1Month

週間レンジ:160.49 〜 162.84円
7月1日東京時間に162.84円(1986年12月以来・約40年ぶりの円安水準)まで上昇。しかし三村財務官の「介入について米国側からの異論はただの一度も出ていない」発言、ウォーシュFRB議長の「インフレリスクは低下した」発言を受けてドル売りが加速。7月2日の米6月雇用統計(NFP+5.7万人・予想大幅下回り)後に160.49円まで急落(約2.35円幅)。週末は161円台前半で推移。
出典:SMBC FOREX WEEKLY(2026/7/3)、外為どっとコム総合研究所

XAU/USD
ゴールド(金)
$4,174.9
▲ +2.35%

XAUUSD 1H 1Month

週間レンジ:$3,959.6 〜 $4,195.3
週前半は$4,000台前半で推移していたが、7月2日の米6月NFPが予想を大幅に下回ったことでドル安・金買いが加速。週末にかけて$4,175付近まで上昇し、週間騰落率は+2.35%で12銘柄中最大の変動率(絶対値)を記録。インフレリスクへの警戒とFRBの利上げ観測後退が金の支援材料となった。
出典:TwelveData(XAU/USD Historical Data)、Xe.com(2026/7/3)

GBP/USD
ポンドドル
1.3356
▲ +1.20%

GBPUSD 1H 1Month

週間レンジ:1.3198 〜 1.3390
週間を通じてポンドが対ドルで堅調に推移。7月1日22:00のベイリーBOE総裁発言後にポンド買いが加速し、7月2日の米NFP発表後のドル安でさらに上昇。週間+1.20%は為替ペア中最大の変動率。BOEの利上げ継続観測と英国経済の底堅さが支援材料。1.3390付近が直近の抵抗水準として意識された。
出典:Xe.com Currency Tables(2026/7/3)、外為どっとコム

WTI原油
USOIL(CFD)
$68.78
▼ -0.65%

WTI Crude Oil 1H 1Month

週間レンジ:$68台前半 〜 $70台半ば
中東情勢の緊張緩和とホルムズ海峡でのタンカー通過増加により、供給懸念が後退。WTI原油は週間を通じて$68台前半〜$70台半ばを中心に推移し、週末は$68.78付近で引けた(前週末比-0.65%)。OPECプラスの増産方針と需要鈍化懸念が引き続き上値を抑えている。
出典:ICE WTI Crude Futures、MarketWatch CL.1(2026/7/3)



SECTION 02 | 週間騰落率ランキング
変動率絶対値の大きい順 / 前週末終値(6/26)→ 今週末終値(7/3)
順位 銘柄 / 前週末 → 今週末 / 変動率
🥇
XAUUSD
ゴールド (XAU/USD)
前週末 $4,079.00
今週末 $4,174.90
▲ +2.35%
🥈
US30
ダウ平均 (US30)
前週末 $51,876.11
今週末 $52,900.07
▲ +1.97%
🥉
SP500
S&P500
前週末 $7,354.00
今週末 $7,483.24
▲ +1.76%
4
GBPUSD
ポンドドル (GBP/USD)
前週末 1.3198
今週末 1.3356
▲ +1.20%
5
USDCHF
ドルスイス (USD/CHF)
前週末 0.8095
今週末 0.8035
▼ 0.74%
6
WTIUSD
WTI原油 (WTI/USD)
前週末 $69.23
今週末 $68.78
▼ 0.65%
7
AUDUSD
豪ドルドル (AUD/USD)
前週末 0.6901
今週末 0.6937
▲ +0.52%
8
EURUSD
ユーロドル (EUR/USD)
前週末 1.1390
今週末 1.1437
▲ +0.41%
9
USDJPY
ドル円 (USD/JPY)
前週末 ¥161.685
今週末 ¥161.327
▼ 0.22%
10
EURJPY
ユーロ円 (EUR/JPY)
前週末 ¥184.151
今週末 ¥184.540
▲ +0.21%
11
USDCAD
ドルカナダ (USD/CAD)
前週末 1.4194
今週末 1.4201
▲ +0.05%
※ 米株・米債・商品は7/2(木)終値ベース(7/3は独立記念日で休場)。出典:Yahoo Finance、Xe.com、TwelveData、ICE、MarketWatch、SMBC FOREX WEEKLY

📊 参考:米10年債利回り(為替・株式市場との相関指標)
米10年債利回り(US10Y)
前週末(6/27) 4.370%
今週末(7/2) 4.480%近辺
▲ +0.11pp
利回りは変動率ベースでは+2.52%相当だが、為替・コモディティとは性質が異なるためランキングからは除外。利回り上昇(債券下落)はドル高・円安方向に働く材料。出典:Trading Economics、WSJ Markets



SECTION 03 | 今週のハイライト

🇯🇵 ドル円が約40年ぶり高値162.84円を記録後、急落
7月1日東京時間、ドル円は162.84円(1986年12月以来・約39年半ぶりの円安水準)まで上昇。日銀がインフレ抑制に後手に回っているとの「ビハインド・ザ・カーブ」懸念と、FRBの利上げ観測によるドル高が重なった。しかし同日、三村財務官が「介入について米国側からの異論はただの一度も出ていない」と発言したことで反落。さらにウォーシュFRB議長の「インフレリスクは低下した」発言でドル安が加速し、7月2日の米雇用統計発表後には160.49円まで急落(2.35円幅)した。
出典:SMBC FOREX WEEKLY(2026/7/3)、外為どっとコム総合研究所(2026/7/4)

🇺🇸 米6月雇用統計(NFP):+5.7万人で予想を大幅下回る
7月2日(木)21:30 JST発表(7/3(金)の独立記念日振替休場に伴う前倒し発表)。非農業部門雇用者数は+57,000人(市場予想+114,000人を大幅下回り)、4月・5月分も合計74,000人下方修正。一方、失業率は4.2%(前月4.3%から低下)、平均時給は前月比+0.3%・前年比+3.5%と予想並み。レジャー・ホスピタリティが61,000人減と大幅減少。FRBの早期利上げ観測は後退したが、失業率低下の主因が労働参加率の低下(-0.3pp)であることから、金融政策の方向性を一方向に傾けるには至らなかった。
出典:U.S. Bureau of Labor Statistics(BLS)Employment Situation — June 2026(USDL-26-1125)

🇯🇵 日銀短観(第2四半期):インフレ上振れリスクが再浮上
7月1日発表の日銀短観では、業況判断が高水準での横ばいとなり企業活動の好調が確認された。特に注目されたのは「1年後の販売価格見通し」と「1年後の物価全般の見通し」が6月にかけて明確に上昇したこと。原油価格は落ち着きつつあるが、仕入価格上昇の消費者段階への転嫁が見込まれ、インフレ上振れリスクが改めて警戒される結果となった。日銀がインフレ抑制で後手に回っているとの見方が広がり、ビハインド・ザ・カーブへの懸念が一段と意識されやすい状況となっている。
出典:日本銀行「全国企業短期経済観測調査(短観)」2026年6月調査(2026/7/1公表)

🌐 7/1 22:00 要人発言ラッシュ:4中銀総裁が同時刻に発言
7月1日22:00 JSTにベイリーBOE総裁・ラガルドECB総裁・マックレムBOC総裁・ウォーシュFRB議長が同時刻に発言。特にウォーシュFRB議長が「インフレリスクは低下した」と述べたことで市場全般でドル売りが加速し、ドル円は162円台前半まで急落。ポンドドルは1.33台後半まで上昇し、ユーロドルも1.14台を回復。複数の中央銀行総裁発言が重なる異例のイベントとなり、市場のボラティリティが急上昇した。
出典:SMBC FOREX WEEKLY(2026/7/3)、外為どっとコム(2026/7/4)

🛢️ WTI原油:地政学リスク後退で下落継続、$68台で推移
中東情勢の緊張緩和とホルムズ海峡でのタンカー通過増加により供給懸念が後退。WTI原油は週間を通じて$68台前半〜$70台半ばを中心に推移し、週末は$68.78付近で引けた(前週末比-0.65%)。OPECプラスの増産方針と世界的な需要鈍化懸念が引き続き上値を抑制。原油安は日本の貿易収支改善につながる一方、産油国通貨(カナダドル・ノルウェークローネ等)の重しとなった。
出典:ICE WTI Crude Futures、MarketWatch CL.1(2026/7/3)、forex.com(2026/7/3)



SECTION 04 | 来週の注目イベント予告(7/6〜7/10)
★★★:最重要 / ★★:重要 出典:fxshihyo.com(2026/7/5収集)

7月6日(月)
17:30
★★
🇬🇧 建設業PMI
23:00
★★★
🇺🇸 ISM非製造業景況指数(6月)
前回:54.5 予想:54.1
習00:00
★★
🇺🇸 ウォラーFRB理事発言(投票権あり)

7月7日(火)
時刻未定
★★
🇯🇵 30年利付国債入札
18:30
★★★
🇬🇧 BOE金融安定報告書公表
19:30
★★★
🇬🇧 ベイリーBOE総裁記者会見
21:30
★★
🇨🇦 貿易収支
前回:+27.2億 予想:+26.8億
21:30
★★
🇺🇸 貿易収支
前回:-559億 予想:-787億
23:00
★★
🇨🇦 Ivey購買部協会指数
前回:58.2

7月8日(水)
11:00
★★★
🇳🇿 RBNZ政策金利&声明発表
前回:2.25% 予想:25bp利上げ→2.50%
12:00
★★★
🇳🇿 ブレマンRBNZ総裁記者会見
23:30
★★
🇺🇸 週間原油在庫
前回:-375.5万
習03:00
★★★
🇺🇸 FOMC議事録公表(6月16日・17日開催分)

7月9日(木)
10:30
★★
🇨🇳 消費者物価指数(6月)
前回:+1.2% 予想:+1.1%
10:30
★★
🇨🇳 生産者物価指数(6月)
前回:+3.9% 予想:+4.2%
20:30
★★
🇪🇺 ECB理事会議事録公表(6月11日開催分)
21:30
★★
🇺🇸 新規失業保険申請件数
前回:21.5万件 予想:21.8万件
22:00
★★
🇺🇸 ウィリアムズ NY連銀総裁発言(投票権あり)
23:00
★★
🇺🇸 中古住宅販売件数
前回:417万件 予想:420万件

7月10日(金)
21:30
★★★
🇨🇦 失業率&雇用ネット変化
前回:6.6% / +8.78万人 予想:6.6% / +1.00万人
🇺🇸 米国:注目度の高い経済指標の発表はなし

⚠️ 来週の注意事項
7/6(月)ISM非製造業景況指数:今週の弱いNFP後の最初の主要指標。サービス業の景況感を確認する重要な指標。先週のISM製造業が予想を下回ったため、連鎖的な景況悪化への警戒感がある。
7/7(火)BOE金融安定報告書&ベイリー総裁会見:BOEの政策スタンスや英国金融システムへの見解が示される。ポンドのボラティリティ上昇に注意。
7/8(水)RBNZ政策金利:市場予想は25bp利上げ(2.25%→2.50%)。NZD/JPY・NZD/USDへの影響大。声明文のトーンにも注目。
7/8(水)翌03:00 FOMC議事録:6月会合での利上げ議論の詳細が明らかになる。ドル円・米国債利回りへの影響に注意。深夜発表のため翌朝の相場確認が必要。
7/10(金)カナダ雇用統計:前回は予想を大幅に上回る+8.78万人。今回予想は+1.00万人と大幅鈍化見込み。CAD/JPY・USD/CADに影響。
出典:fxshihyo.com(2026/7/5収集)



SECTION 05 | 今週の総括と来週の展望
今週の総括

今週の為替市場は、ドル高・円安の加速と急反転が最大のテーマとなった。週前半はFRBの利上げ観測と日銀のビハインド・ザ・カーブ懸念を背景にドル円が162.84円まで上昇し、約40年ぶりの円安水準を記録。しかし週後半は、要人発言(ウォーシュFRB議長・三村財務官)と予想を大幅に下回った米6月NFP(+5.7万人)を受けてドル安が加速し、160.49円まで急落した。

コモディティでは、ゴールドがNFP後のドル安を受けて週間+2.35%と大幅上昇。WTI原油は中東情勢の緊張緩和で$68台前半〜$70台半ばで推移。株式市場ではダウ平均が52,900ドルと史上最高値を更新(+1.97%)、S&P500も$7,483.24へ上昇(+1.76%)。米10年債利回りは4.48%近辺へ上昇した。

来週の注目水準とシナリオ
USD/JPY(ドル円)
注目水準:上値 161.75円(10日移動平均線)・162.50円、下値 160.50円・159.65円(50日移動平均線)
強気シナリオ:ISM非製造業が予想を上回り、FRBの利上げ観測が再燃した場合、162.50円方向を再度試す展開。
弱気シナリオ:FOMC議事要旨でハト派的なトーンが確認された場合、または為替介入が実施された場合、159円台後半まで調整の可能性。
注意点:三村財務官の発言(「言わないことも大事」)が示す通り、予告なしの介入リスクが継続。「七夕天井」アノマリーへの警戒も必要。
XAU/USD(ゴールド)
注目水準:上値 $4,200(心理的節目)、下値 $4,100・$4,050
強気シナリオ:FOMC議事要旨でハト派的な内容が確認された場合、$4,200突破の可能性。
弱気シナリオ:ISM非製造業が強い結果となり利上げ観測が再燃した場合、$4,100割れのリスク。
GBP/USD(ポンドドル)
注目水準:上値 1.3390・1.3450、下値 1.3150(重要サポート)・1.3075
注意点:NATO首脳会議(7/7〜8)での地政学的発言や、USTR公聴会での通商政策ヘッドラインがポンドに影響する可能性がある。
📋 リスク管理の観点から
今週のドル円の急騰・急落(2.35円幅)が示すように、要人発言と経済指標が重なるタイミングでは短時間に大きな値動きが発生する。来週はFOMC議事要旨(7/8)とUSTR公聴会(7/7)が重なり、ボラティリティが高まりやすい環境が続く見込み。ポジションサイズの管理と、予告なし介入への備えを意識した対応が求められる。



【免責事項】
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データソース:
SMBC FOREX WEEKLY(三井住友銀行)、外為どっとコム総合研究所、U.S. Bureau of Labor Statistics(BLS)、
Xe.com Currency Tables、TwelveData(XAU/USD)、ICE WTI Crude Futures、MarketWatch、
日本銀行(日銀短観)、TradingView(チャート)
配信日:2026年7月5日(日)09:00 JST | 週間市況レポート