DAILY FX MARKET REPORT
為替市況レポート
2026年6月22日(月)の市況まとめ
配信:2026年6月23日(火)09:00 JST / パターンA:平日版
USD/JPY 161.22
GOLD 4,197ドル
WTI 73.63ドル ▼2.49%
US30 51,690 ▲0.24%

CONTENTS
01 市場概況
02 プロの視点
03 ファンダメンタルズ
04 本日の重要イベント
05 トレード戦略

SECTION 01
市場概況:注目銘柄のテクニカル分析

▍ 6月22日(月)市場サマリー
週明け月曜日の市場は、米・イラン和平協議の進展報道を受けて原油が急落(WTI −2.49%)する一方、円安基調は継続。ドル円は161円台後半で推移し、約40年ぶりの162円台が射程圏内に入った。米国株は高値圏でのもみ合いが続き、ダウは小幅高(+0.24%)、S&P500は小幅安(−0.38%)と方向感に欠けた。金(GOLD)は4,197ドル付近で底堅く推移した。

USD/JPY(米ドル/円)
日足チャート / TradingView
161.22 円
前日比 −0.02%
USD/JPY 日足チャート

RESISTANCE
162.00円 (心理的節目)
161.95円 (2024年7月高値)
SUPPORT
161.00円 (心理的節目)
160.50円 (介入警戒ライン)

注目ポイント
ドル円は強い上昇トレンド継続中。2024年7月高値161.95円を上抜けると、約40年ぶりの162円台突破が現実味を帯びる。ただし、RSIが70付近と過熱気味であり、日本当局による為替介入リスクが上値を抑制。本日22:00(JST)に予定されるウォラーFRB理事の講演内容が次の方向性を決定づける可能性が高い。タカ派的発言なら162円台突破、ハト派的発言なら161円割れの調整も想定される。

XAU/USD(金・ゴールド)
日足チャート / TradingView
4,197 ドル
前日比 −0.51%
XAU/USD 日足チャート
RESISTANCE
4,250ドル (直近高値)
4,200ドル (心理的節目)
SUPPORT
4,100ドル (強サポート)
4,050ドル (移動平均線)
注目ポイント
金は4,100〜4,250ドルのレンジで推移。米・イラン和平協議の進展は地政学リスクプレミアムの低下要因となるが、米インフレ再燃(5月CPI前年比4.2%)によるインフレヘッジ需要が下値を支えている。米金利上昇(10年債4.45%)が上値を抑制する構図。4,200ドルを明確に上抜けるか、4,100ドルを割り込むかが次の方向性の鍵となる。

WTI原油(USOIL)
日足チャート / TradingView
73.63 ドル
前日比 −2.49%
WTI原油 日足チャート
RESISTANCE
78.00ドル (直近高値)
75.00ドル (節目)
SUPPORT
72.00ドル (強サポート)
70.00ドル (心理的節目)
注目ポイント
WTI原油は前日比−2.49%と大幅下落。米・イラン和平協議(スイスで開始)の進展報道により、ホルムズ海峡の供給途絶リスクが後退したことが主因。イスラエル・ヒズボラ停戦合意報道も重なり、地政学リスクプレミアムが剥落した。ただし、OPECプラスの減産継続が下値を支えており、72ドルが重要なサポートとなる。和平協議の行方が今後の方向性を左右する。

US30(ダウ平均)
日足チャート / TradingView
51,690 ドル
前日比 +0.24%
US30 日足チャート
RESISTANCE
52,000ドル (心理的節目)
51,900ドル (直近高値)
SUPPORT
51,000ドル (強サポート)
50,500ドル (移動平均線)
注目ポイント
ダウ平均は+0.24%の小幅高。インテルが半導体株の急騰を牽引し、ナスダックは大幅高で引けた。ただし、FOMCのタカ派姿勢(年内1回以上の利上げ予想)と5月CPI前年比4.2%のインフレ再燃懸念が上値を抑制。52,000ドルの心理的節目を明確に上抜けるには、インフレ鈍化の確認が必要。本日の米PMI速報値(22:45 JST)が次の方向性を示す。

SECTION 02
プロの視点:Bloomberg & Reuters 注目論点

MONETARY POLICY
FOMCタカ派据え置き ― 年内利上げ再開の可能性
6月17日のFOMCはFF金利3.50〜3.75%に据え置きを決定。ドットプロット(FRBメンバーの金利見通し)では18人中9人が年内1回以上の利上げを予想しており、タカ派的な内容。5月CPI前年比4.2%(3年ぶり高水準)がインフレ再燃を示唆。本日のウォラーFRB理事講演(22:00 JST)が次の利上げ時期に関する手がかりを与える可能性がある。
出典:Bloomberg / FRB公式発表

FX & COMMODITIES
円安40年ぶり水準 ― 162円台突破が視野
ドル円は161.73円と約40年ぶりの円安水準に接近。日銀が6月16日に政策金利を1.00%へ引き上げたが、米日金利差(約1.81%)が依然大きく円安圧力が継続。日本当局の介入警戒感が上値を抑制するも、ウォラーFRB理事のタカ派発言があれば162円台突破の可能性がある。原油はWTI 73.63ドルと米・イラン和平協議進展で大幅下落。
出典:Reuters / 日銀公表レート

GEOPOLITICS
米・イラン和平協議開始 ― 中東リスク後退
米国とイランがスイスで和平協議を開始。バンス副大統領とイランのアラグチ外相が出席し、60日間の交渉期間に入った。これを受けてホルムズ海峡の供給途絶リスクが後退し、原油が急落。一方、トランプ大統領はレバノン代理勢力問題で再攻撃を警告しており、地政学リスクが完全に消えたわけではない。イスラエル・ヒズボラ停戦合意も同時に報道された。
出典:Bloomberg / Reuters

TODAY’S FOCUS
英国政治混乱 ― スターマー首相退任観測
スターマー英首相が数日以内に退任表明の可能性があると報道。後継候補としてアンディ・バーナム氏が有力視されている。英国政治の不透明感がポンドの重荷となっており、GBP/JPY(213.75円)の動向にも注目が必要。本日の英国PMI速報値(製造業53.9、サービス業49.3)も英経済の先行きを占う重要指標となる。
出典:Bloomberg / Reuters

SECTION 03
ファンダメンタルズ分析

主要市場データ(6月22日終値)
銘柄 現在値 前日比 コメント
USD/JPY 161.22円 −0.02% 40年ぶり円安水準、162円台が視野
EUR/USD 1.1463 −0.15% ドル高圧力継続
GBP/JPY 213.75円 +0.23% 英首相退任観測で上値重い
XAU/USD(金) 4,197ドル −0.51% インフレヘッジ需要が下値支持
WTI原油 73.63ドル −2.49% 米・イラン協議で急落
US30(ダウ) 51,690ドル +0.24% 半導体株主導で小幅高
S&P500 7,471ドル −0.38% 高値圏でのもみ合い
米10年債利回り 4.45% +4bp FOMCタカ派を受け上昇

▍ 相場を動かした3つの要因
要因①
FOMCタカ派姿勢の継続:6月17日のFOMCでFF金利を3.50〜3.75%に据え置きつつ、ドットプロットで年内利上げ再開を示唆。5月CPI前年比4.2%のインフレ再燃が背景にある。米日金利差の拡大がドル円の上昇圧力となっている。
要因②
米・イラン和平協議の進展:スイスでの協議開始により、ホルムズ海峡の供給途絶リスクが後退。これを受けて原油が大幅下落(WTI −2.49%)し、地政学リスクプレミアムが剥落した。
要因③
日銀の利上げ継続と介入リスク:日銀が6月16日に政策金利を1.00%へ引き上げたが、米日金利差(約1.81%)は依然大きく、円安圧力が継続。161円台後半では当局の為替介入警戒感が強まっている。

SECTION 04
本日の重要イベント(6月23日・火曜日)
💡 初心者向け:PMI(購買担当者景気指数)とは?
PMIとは、企業の購買担当者へのアンケートをもとに算出する景気の先行指標です。50以上 = 景気拡大、50未満 = 景気縮小を意味します。特に米国PMIが予想を上回ると「米経済が強い → ドル買い → 円安」の流れになりやすいため、為替トレーダーにとって重要な指標です。
時刻 イベント 重要度
12:30 日本 PMI速報値(製造業・サービス業)
16:30 英国 PMI速報値(製造業53.4予想 / サービス業49.7予想)
17:00 ユーロ圏 PMI速報値(製造業51.1予想 / サービス業48.4予想)
23:00 米国 リッチモンド連銀製造業指数(予想7 / 前回9)
22:00 米国 ウォラーFRB理事 講演 最高
22:45 米国 PMI速報値(製造業・サービス業) 最高

SECTION 05
トレード戦略:本日何をすべきか
▼ USD/JPY 戦略
ドル円は161円台で推移し、162円台が視野に入る歴史的な円安水準が続いている。ただし、上値では日本当局による為替介入への警戒感が強まりやすく、急な反落リスクにも注意が必要。本日22:00のウォラーFRB理事講演が重要。タカ派的発言なら162円台突破の可能性がある一方、ハト派的発言なら161円割れの調整も想定される。ポジションは軽めに保ち、重要イベント前後の急変動に備えることが基本です。
▼ WTI原油 戦略
WTI原油は73.63ドルと前日比−2.49%で大幅下落。米・イラン和平協議の進展で供給増加懸念が浮上する一方、OPECプラスの減産継続が下値を支えている。72〜73ドル付近で下げ止まるかを確認し、明確な反発が見られるまでは慎重に対応したい。中東情勢に関するヘッドラインで値動きが大きくなりやすいため、新規ポジションはリスクを抑えた運用が望ましいです。
▼ GOLD 戦略
金は4,100〜4,200ドルのレンジを意識した展開。インフレ再燃への警戒感が下値を支える一方、米金利の高止まりが上値を抑制している。4,100ドル付近では押し目買い需要が意識されやすいが、4,200ドル超えでは利益確定売りも出やすい。米PMIが強い結果となれば、米金利上昇を通じて金には売り圧力がかかる可能性があります。

📊 本日のまとめ
6月22日の市場は、米金利の高止まりを背景にドルが底堅く推移する一方、米・イラン協議の進展を受けて原油は下落しました。ドル円は161円台で推移し、162円台が視野に入る歴史的な円安水準が続いています。ただし、上値では日本当局による為替介入への警戒感が強まりやすく、重要イベント前後の急変動には注意が必要です。本日はウォラーFRB理事講演と米PMI速報値が注目材料となり、米金利・ドル円・金・原油の方向感を左右する可能性があります。

公式LINEで投資仲間募集中

LINEで友達募集中

※LINE ID検索「@538qofjr」

その他、リアルタイムの運用結果・毎週の相場分析・お得なキャンペーン情報など、FXに関する内容を不定期で配信しています。 質問・相談なども受付していますのでよろしくお願いいたします。


Sponsored Link